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遠い他国でひょんと死ぬるや [本]

3月26日(土)
宮内悠介『遠い他国でひょんと死ぬるや』(祥伝社)読了。

遠い他国でひょんと死ぬるや

遠い他国でひょんと死ぬるや

  • 作者: 宮内悠介
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: 単行本


テレビ・ディレクターの須藤は、詩人・竹内浩三のファン。
竹内は、フィリピンのルソンで戦死した詩人。
彼は戦地から故郷へ、詩を書いた2冊のノートを送っていた。
戦死した時、3冊目のノートを持っていたはずで、須藤はそれがどうしても読みたかった。
会社を辞めた須藤は、身辺整理をして、フィリピンに向かう。
竹内が亡くなったと思われるは場所へ向かうと、思わぬ人物が待っていた……。

宮内悠介氏の本はこれが11冊目。
重苦しい雰囲気で始まるが、会社を辞めてフィリピンに行ってからは、コロっと雰囲気が変わり、ドタバタ冒険コメディとなる。
そして、ラストでまたシリアスに戻る。
何とも変わった小説で、それがいかにも宮内氏らしい。
タイトルは、竹内浩三の詩の一節。
これをタイトルとした宮内氏のセンスの良さには脱帽するしかない。

成井硝子店・第二回公演『1981年のグッドバイ』の稽古24日目、最終日。
1630より、第6回通し稽古。
「マルーン」チームの3回目。
上演時間は、1時間35分32秒。
「マルーン」の2回目より約1分短くなりました。
出来は3回のうち、これがベスト。
昨日の「えびちゃ」の3回目と比べても、甲乙付けがたい出来でした。
これで稽古はすべて終了。
明後日からいよいよ小屋入りです。
チケットは残り少なくなってきました。
今すぐご予約ください!
お待ちしています!

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