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失われた岬 [本]

5月8日(日)
篠田節子『失われた岬』 (角川書店)読了。

失われた岬 (角川書店単行本)

失われた岬 (角川書店単行本)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/10/29
  • メディア: Kindle版


2007年の冬。
60代の主婦・美都子は、長年の友人である清花と連絡が取れなくなった。
家族ぐるみの付き合いがあり、尊敬していた清花の身に何かあったのではと案じていたが、アメリカに留学中の清花の娘・愛子から連絡が来る。
両親の引っ越し先の北海道に来てみたが、2人とも居ないという。
美都子は直ちに北海道北部の港町・新小午田に向かった‥‥。

篠田節子氏の本はこれが53冊目。
単行本575ページと分厚い本だが、圧倒的におもしろくて、2日半で読み終わった。
ジャンル分けすれば、「科学ミステリー」とか「科学サスペンス」ということになるだろうが、謎の解明がとにかくやたらとおもしろく、ページを繰る手が止まらなかった。
それにしても、タイトルの『失われた岬』は地味すぎる。
僕なら『カムイヌフ岬のサラーム』にするが、これじゃ何だかわからないか。
お薦めです。
なお、これが今年100冊目の本。
いつもより大分遅いペースですが、300冊目指して頑張ります。

辻村深月シアター『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』の稽古31日目。
まずはダンス振付の5回目。
川崎悦子先生が来て、『かがみの孤城』のダンスとパフォーマンスの振り固め、『ぼくのメジャースプーン』のダンスとパフォーマンスの修正をしてくださいました。
3時間かけて、すべて完了。
17時より、『ぼくのメジャースプーン』の第一回通し稽古。
上演時間は、1時間56分30秒。
一昨日やったランスルーが2時間03分だったので、役者たちに「もっとテンホアップしてほしい」とお願いしたら、6分半短くしてくれました。
おかげで、とてもいいテンホになった。
1回目とは思えぬ出来になりました。
明日は『かがみの孤城』の第一回通し稽古。
とても楽しみになりました。
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