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恋と禁忌の述語論理(プレディケット) [本]

6月4日(土)
井上真偽『恋と禁忌の述語論理(プレディケット)』(講談社文庫)読了。

恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

  • 作者: 井上真偽
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: Kindle版


森帖詠彦(もりじょうえいひこ)は理系の大学生。
夏のある日、北関東に住む叔母・硯の家を訪ねる。
硯はアラサー独身の天才数理論理学者で、世界を股にかけて荒稼ぎし、今は悠々自適の生活をしている。
詠彦は、身の回りで起きた殺人事件について、硯に相談する。
その事件は既に名探偵によって解決済みだが、その推理は果たして正しかったのか、硯に判定してもらうのだ。
硯は得意の数理論理学を駆使して、事件の検証をする‥‥。

2015年に出版された、井上真偽氏のデビュー作。
第51回メフィスト賞受賞作。
中編3本と短編1本から成る本。
ミステリーであると同時に、数理論理学の入門書にもなっている、という変な本。
硯は数理論理学を使って推理を検証するが、僕にはその必要性や意義があまり感じられなかった。
推理の肝は、常に「おかしな証言の発見」なのだ。
まあ、そんな些細な矛盾を、数理論理学を使って大袈裟に解くのが、馬鹿馬鹿しくておもしろいのだが。
僕は3つ目の中編『トリプレッツと様相論理』が一番楽しめた。

辻村深月シアター『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』新潟公演、無事に終了し、東京に帰ってきました。
辻村さんは新潟公演にも来てくださって、皆勤賞達成!
キャラメルボックスの生田麻里菜、私の2下の弟も来てくれました。
これで、『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』は完全に終了。
コロナ禍で、4ステージ中止になりましたが、残り8ステージは無事に上演できて、本当に良かった。
ご来場くださっ皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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