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52ヘルツのクジラたち [本]

8月3日(水)
町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)読了。

52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち

  • 作者: 町田そのこ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/04/21
  • メディア: Kindle版


大分県のある港町。
三島貴瑚(あだ名は「きなこ」)はある事情で、芸妓だった祖母が隠居後に住んでいた古い家に引っ越してくる。
家の修繕に来た村上という青年から、町の老人たちから悪い噂話を立てられていることを知る。
それは、貴瑚が仕事をしないで、ブラブラしているからだった。
そんな彼女の前に、口の利けない少年が現れる。
彼は母親から虐待を受けているようだった。
貴瑚は少年に「52」はいうあだ名を付けた。
実は貴瑚も、実の母と義父から長年、虐待を受けていた。
高校卒業後も、寝たきりの義父の介護を押しつけられ、生きる希望を失くしていた。
そんな貴瑚を救い出してくれたのが、塾講師のアンさんだった‥‥。

2021年度本屋大賞受賞作。
イ・ジウォン監督『虐待の証明』(2020年)にとてもよく似ていて、驚いた。
かつて児童虐待を受けていた女性が、今、虐待を受けている子供を救う話。
この映画を見ていなければ、感動した違いない。
残念。

キャラメルボックス俳優教室2022年度プロデュース公演『BREATH』の稽古2日目。
1・2・3場の半立ち稽古をしました。
稽古開始直前に、舞台美術家の稲田美智子さんから美術プランがメールで送られてきました。
正面図と平面図。
おかげで、それに基づいて稽古することができました。
が、今日は3場まで終わらせる予定だったのに、3場の途中でタイムアップ。
5時間の稽古時間がアッという間でした。
次回は、この続き、3場の途中から。
予定よりちょっと遅れてしまったけど、頑張ります!
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