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田舎のポルシェ [本]

8月7日(日)
篠田節子『田舎のポルシェ』(文藝春秋)読了。

田舎のポルシェ

田舎のポルシェ

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/04/15
  • メディア: 単行本


岐阜県。
増島翠は30代後半で、独身。
東京都八王子市の農家の生まれだったが、家族と不仲が家を出た。
今は地元の郷土資料館に勤めている。
ある日、実家に米150キロを取りに行くことになり、知り合いに車と運転手を頼んだ。
待ち合わせ場所に現れたのは、紫色のツナギを着た、坊主頭の男だった。
男は瀬沼で、地元の酒屋の次男坊だと言う。
翠は、瀬沼の軽トラに乗って、出発した‥‥。

篠田節子氏の本はこれが54冊目。
ロードムービーのような中編3つを集めた中編集で、上記は表題作の『田舎のポルシェ』。
現代の世相を鋭く切り取る手腕は、さすがとしか言いようがない。
が、話の作り方はどれも今一つで、少々残念だった。
僕は『田舎のポルシェ』が一番楽しめた。

成井硝子店・2022夏のワークショップ/初級クラスの3日目。
メニューは、発声練習、語り練習、スピーチ、漫才、台本練習。
たったの3日間、合計15時間でしたが、参加者がみんな成長してくれて、とてもうれしかった。
非常に充実したワークショップだったと思います。
とても疲れましたが。
参加者の皆さんに心から感謝します。
ありがとうございました。
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