テスカトリポカ

８月２７日（土）
佐藤究『テスカトリポカ』（角川書店）読了。

テスカトリポカ (角川書店単行本)

• 作者: 佐藤 究
• 出版社/メーカー: KADOKAWA
• 発売日: 2021/02/19
• メディア: Kindle版

メキシコ。
麻薬カルテル「ロス・カサソラス」の幹部バルミロ・カサソラは、対立組織に家族と部下を皆殺しにされたが、辛くも脱出。
潜伏先のジャカルタで、日本人の臓器ブローカーの末永充嗣と出会う。
２人は新たな臓器ビジネスを実現させるため、日本へと向かう。
川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモは、バルミロと出会い、その才能を見出され、組織の「殺し屋」となる‥‥。

直木三十五賞・山本周五郎賞受賞作。
「テスカトリポカ」は、古代アステカ文明の最高神の名。
バルミロは祖母から古代アステカ神話を聞き、テスカトリポカを崇めていた。
麻薬カルテルと臓器売買を結び付けて、メキシコと日本の裏社会を描いた小説。
その極端にハードな暴力描写、残酷描写は、直木賞選考会議でも話題になったらしい。
クライムノベルとしてはハイレベルな出来だと思うが、人間ドラマより古代アステカ神話を描くことにページが費やされたのは残念。
全５５３ページで、読了に３日かかった。

今朝は、今年３７回目のジョギング。
３，５キロ走って、１，３キロ歩いて、１，７キロ走りました。
３，５キロのタイムは、１９分４８秒。
前回より４０秒短縮できました。
その後は、キャラメルボックス俳優教室２０２２年度プロデュース公演『BREATH』の選曲。
『BREATH』は、既成曲が２曲、新たに作ってもらう曲が４曲、著作権フリーの曲が６曲。
この最後の、著作権フリーの曲を、様々なサイトで聞きまくって、選びました。
新曲の作曲者は、キャラメルボックスの公演でたくさんの曲を作ってきてくださった、清水一雄さん。
現時点で、２曲が出来上がっています。
お楽しみに！