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少年の名はジルベール [本]

9月26日(月)
竹宮恵子『少年の名はジルベール』(小学館)読了。

【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール (小学館文庫)

【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール (小学館文庫)

  • 作者: 竹宮惠子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: Kindle版


マンガ家・竹宮恵子が、デビュー直後、大泉の古家で、萩尾望都と過ごした2年の日々を振り返る。

この本が2016年に出版されたことで、竹宮恵子氏と萩尾望都氏が形成した「大泉サロン」が俄然注目された。
マスコミは、相方の萩尾氏に殺到した。
萩尾氏は沈黙を守ったが、ついに耐え切れず、『一度きりの大泉の話』を出版する。
僕はこちらを先に読んだが、物凄い本だった。
2人の訣別を赤裸々に暴露していた。
で、今回、確認の意味で、『少年の名はジルベール』も読んでみた。
こちらは細かいことは伏せられていたが、傷つけられた萩尾氏に負けないくらい、傷つけた竹宮氏も傷ついていたことがわかった。
僕は竹宮氏の作品を1冊も読んだことがなく、逆に萩尾氏についてはファンと言ってもいいくらいなので、ついつい萩尾氏に肩入れしてしまっていたが、ちょっと反省した。
2人ともすばらしい才能があり、2人ともとても若かったのだ。
お薦めです。

一度きりの大泉の話

一度きりの大泉の話

  • 作者: 萩尾望都
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2021/04/21
  • メディア: 単行本



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