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挑発する少女小説 [本]

9月30日(金)
斎藤美奈子『挑発する少女小説』(河出新書)読了。

挑発する少女小説 (河出新書)

挑発する少女小説 (河出新書)

  • 作者: 斎藤美奈子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2021/06/26
  • メディア: Kindle版


文芸評論家の斎藤美奈子が、世界の歴史に残る少女小説の名作9冊を分析する。

取り上げられたのは、
〇バーネット『小公女』(1886年)
〇オルコット『若草物語』(1868年)
〇シュピーリ『ハイジ』(1880年)
〇モンゴメリ『赤毛のアン』(1908年)
〇ウェブスター『あしながおじさん』(1912年)
〇バーネット『秘密の花園』(1911年)
〇ワイルダー『大草原の小さな家』(1932年)
〇ケストナー『ふたりのロッテ』(1949年)
〇リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(1945年)
古いものだと130年以上も前に書かれていて、その間ずっと読み継がれてきたということは、やはり名作だし、今読んでもおもしろいと感じる何かがあるはず。
その前提のもとに行われた分析は、どれも斬新でタメになった。
僕は『ハイジ』だけ未読だったが、アニメを見ているので、分析の意味がよくわかった。
これからもきっ読み継がれていくだろう。
お薦めです。

午前は、東京都庁へ行き、パスポートと運転免許証の更新をしてきました。
運転免許証を取得したのは23歳の時ですが、それから37年の間に、2回しか運転していません。
その2回も、沖縄に新婚旅行に行った30歳の時で、つまり、ここ30年は1度も運転していない。
当然、優良ドライバー。
なので、30分の講義だけで済みました。
午後は、東京都立総合芸術高校へ行き、戯曲研究の授業を2コマやってきました。
ワンツーワークスの古城さんの代講で、今年2回目。
『ブリザード・ミュージック』の1場の読み合わせをして、いかにしてこの脚本を書いたのか、解説しました。
生徒は4人だけでしたが、熱心に聞いてくれました。
ブリザード・ミュージック (CARAMEL LIBRARY)

ブリザード・ミュージック (CARAMEL LIBRARY)

  • 作者: 成井 豊
  • 出版社/メーカー: 論創社
  • 発売日: 2001/11/01
  • メディア: 単行本



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