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木と市長と文化会館/または七つの偶然 [映画]

1月28日(土)
エリック・ロメール監督『木と市長と文化会館/または七つの偶然』(1993年)AmazonPrimeで鑑賞。

木と市長と文化会館 [DVD]

木と市長と文化会館 [DVD]

  • 出版社/メーカー: シネマクガフィン
  • 発売日: 2022/09/30
  • メディア: DVD


フランス、ヴァンデ県のサン=ジュイールで、社会党の村長ジュリアン・ドゥショーム(パスカル・グレゴリー)が文化会館を建設しようとする。
ストーリーは、小学校教師マルク・ロシニョール (ファブリス・ルキーニ)が生徒に「条件法の従属副詞節」とは何かを説明する場面から始まる。
そして、次が1章。
1章のタイトルは「もし、1992年3月地方選挙の前夜に大統領選の多数派が少数派になっていなかったら」。
2章のタイトルは「もし、ジュリアンが選挙戦の敗北後に小説家ベレニス・ボリヴァージュ(アリエル・ドンバール)と恋に落ちなかったら」。
3章のタイトルは「もし、コミューンの草地にあるセイヨウシロヤナギが長年の破壊に奇跡的に耐えていなかったら」。
という感じで7章まで進む。
結局、すべてのタイトルの後に続くのは、「文化会館はサン=ジュイールに作られていただろう」。

原題は『 L'Arbre, le maire et la médiathèque ou les sept hasards』。
今までとは大きく作風を変え、ストレートにフランスの地方政治を描いていて、驚いた。
もちろんあくまでもライトなタッチで、シャレた雰囲気は残しているが。
本物のサン=ジュイールの住人らしき人々が多数登場し、市長の友人の女性記者からインタビューを受ける。
フランスの現実が垣間見えて、非常に興味深かった。
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