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掬えば手には [本]

2月15日(水)
瀬尾まいこ『掬えば手には』(講談社)読了。

掬えば手には

掬えば手には

  • 作者: 瀬尾まいこ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/07/05
  • メディア: Kindle版


大学一年生の梨木匠(なしきたくみ)には、人の心が読む力があった。
その力で中学生の時に不登校の女生徒を救ったり、高校生の時にトイレに行きたい同級生を手助けしたりした。
梨木は今、オムライス店でバイトしている。
大竹店長は性格が悪くて、やたらとバイトを苛めるため、みんな長続きしない。
梨木は我慢して続けていたが、ある日、新入りの女性・常盤さんが入ってくる。
常盤さんはなかなか心を開かず、なぜか梨木にも心が読めなかった‥‥。

瀬尾まいこ氏の本はこれが23冊目。
登場人物がみんな魅力的で、大した事件は起こらないのに、最後まで楽しむことができた。
初版本のオマケとして、小冊子が付いていた。
そこには、『掬えば手には/アフターデイ』というタイトルの掌編が書かれていた。
大竹店長の視点で描かれた後日談で、これまたおもしろかった。
お薦めです。

今日はMrs.Fictions「15 Minutes Made in 本多劇場」の止め通し稽古。
参加チームがみんな集まって、1チームずつ、上演していきました。
ただし、名古屋のオイスターズは映像による参加。
キャラメルボックスの3人は大分緊張したようで、ミスを連発。
そう言えば、5年前の筒井俊作と渡辺安理もミスしていました。
『魔術』の上演時間は16分10秒。
ミスの分だけ、長くなってしまいました。
目指せ、15分!
頑張ります!
下は、山本沙羅が稽古場に持ってきた、絵本版『魔術』。
僕のイメージと全然違っていて、楽しめました。

魔術 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ)

魔術 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2012/08/25
  • メディア: 単行本



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