大江戸あにまる [本]
3月18日(土)
山本幸久『大江戸あにまる』(集英社文庫)読了。
1820年代、江戸。
木暮幸乃進は25歳で、石樽藩の江戸藩邸の留守居役の部下。
藩主の綾部智親が幼少の頃、お伽役を務めていた。
ある日、智親の命令で、本国からやってきた15歳の乾福助の世話をすることに。
福助は俊才の誉れ高く、動植物をこよなく愛していた。
かつて智親が出席していた物産会合に出席することになり、幸乃進も付き添う。
そこで、江戸に駱駝が来ることを知る。
幸乃進は15年前、10歳の智親と共に、両国広小路の見世物小屋で、駱駝を見たことがあった‥‥。
山本幸久氏の本はこれが33冊目。
お仕事小説の名手にしては珍しい、時代小説。
全6話の連作短編集で、各話に当時は珍しかった異国の動物(駱駝、豆鹿、羊、山鮫、猩々など)が出てくるのがミソ。
また、国定忠治、平手造酒、島津斉彬、勝海舟、鳥居耀蔵など、幕末の有名人も次から次へと出てきて、楽しい。
幸乃進、福助、智親の正室の小桜、この3人がいつの間か好きになっていた。
本当に山本氏は巧い。
お薦めです。
以下は山本氏の代表作。
山本幸久『大江戸あにまる』(集英社文庫)読了。
1820年代、江戸。
木暮幸乃進は25歳で、石樽藩の江戸藩邸の留守居役の部下。
藩主の綾部智親が幼少の頃、お伽役を務めていた。
ある日、智親の命令で、本国からやってきた15歳の乾福助の世話をすることに。
福助は俊才の誉れ高く、動植物をこよなく愛していた。
かつて智親が出席していた物産会合に出席することになり、幸乃進も付き添う。
そこで、江戸に駱駝が来ることを知る。
幸乃進は15年前、10歳の智親と共に、両国広小路の見世物小屋で、駱駝を見たことがあった‥‥。
山本幸久氏の本はこれが33冊目。
お仕事小説の名手にしては珍しい、時代小説。
全6話の連作短編集で、各話に当時は珍しかった異国の動物(駱駝、豆鹿、羊、山鮫、猩々など)が出てくるのがミソ。
また、国定忠治、平手造酒、島津斉彬、勝海舟、鳥居耀蔵など、幕末の有名人も次から次へと出てきて、楽しい。
幸乃進、福助、智親の正室の小桜、この3人がいつの間か好きになっていた。
本当に山本氏は巧い。
お薦めです。
以下は山本氏の代表作。