SSブログ

栞と嘘の季節 [本]

5月27日(土)
米澤穂信『栞と噓の季節』(集英社)読了。

栞と噓の季節

栞と噓の季節

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/11/04
  • メディア: 単行本


堀川次郎は高校2年で、図書委員。
同じ図書委員の松倉詩門と放課後、仕事をしていると、返却された本の中に栞を見つける。
それは押し葉をラミネート加工したものだったが、中の花は猛毒のトリカブトだった。
2人は図書室の掲示板に「花の栞を忘れた人は、図書委員の松倉か堀川まで」と書いた掲示を貼り出した。
翌日、堀川は、写真部の岡地がコンクールで金賞を受賞した写真を見に行く。
その写真は、モデルの女子がトリカブトの花を持っていた‥‥。

米澤穂信氏の本はこれが25冊目。
『本と鍵の季節』に続く、「図書委員」シリーズの2作目。
高校からほとんど外に出ることのない、きわめてスケールの小さい物語だが、心理描写が非常に細やかで、会話のセンスも良いため、読み応えがある。
しかし、伏線が張ってあったとは言え、話の展開に都合が良すぎると感じられるところがあった。

キャラメルボックス2023クロノス・フェス『クロノス・ビギンズ』『あしたあなたあいたい』の本番6日目。
13時から『あしたあなたあいたい』の本番3ステージ目。
上演時間は、1時間54分30秒。
前回より63秒長くなってしまいました。
17時から『クロノス・ビギンズ』の本番5ステージ目。
上演時間は、2時間0分44秒。
前回より61秒短くなりましたが、2時間は切れませんでした。
2ステージとも2階まで超満員でうれしい限り。
笑い声も今まで一番で、非常に盛り上がりました。
明日が東京公演千秋楽。
頑張ります!
nice!(3) 
共通テーマ:演劇

nice! 3