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リラの門 [映画]

6月1日(木)
ルネ・クレール監督『リラの門』(1957年)AmazonPrimeで鑑賞。

リラの門 Blu-ray

リラの門 Blu-ray

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2019/06/29
  • メディア: Blu-ray


パリ、リラの門の近く。
ジュジュ(ピエール・ブラッスール)は怠け者で大酒飲みの中年男だが、街の人々から愛されていた。
ジュジュは老母・妹と3人で暮らしていて、近所に友人の「楽士」(ジョルジュ・ブラッサンス)がいた。
ある朝、楽士の小屋にバルビエ(アンリ・ヴィダル)というお尋ね者が逃げ込んできた。
バルビエは殺人犯で、新聞でも報道されていたが、何も知らないジュジュと楽士は彼を歓待した。
やがて、バルビエは小屋の地下室で暮らし始め、ジョジョと楽士を顎で使い始めた‥‥。

原題は『 Porte des Lilas』。
1950年、ポピュリスト賞を受けたルネ・ファレの小説『ラ・グランド・サンチュール』(パリ市の外郭の意)を、ルネ・クレールが脚色して映画化。
シチュエーション・コメディとして完成度が高く、ルネ・クレール監督の最高傑作とも言われている。
が、ルネ・クレール監督らしいほのぼのとした雰囲気は失われておらず、気楽に見られた。
『霧の波止場』(1938年)や『天井桟敷の人々』(1945年)でハンサム俳優だったピエール・ブラッスールが、小太りで冴えない中年男になっていて、その変化に驚いた。
撮影当時は52歳。
しかし、非常に愛嬌があって、名優だと思った。
お薦めです。

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