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フィル・ティペット/狂気と怪物たち [映画]

6月26日(月)
ジル・パンソ+アレクサンドル・ポンセ監督『フィル・ティペット/恐怖と怪物たち』(2019年)WOWOWで鑑賞。

マッドゴッド [Blu-ray]

マッドゴッド [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2023/05/10
  • メディア: Blu-ray


『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『ジュラシック・パーク』などで知られる、ストップモーションアニメーター、フィル・ティペットの足跡・功績を振り返ったドキュメンタリー。

フィル・ティペットは1951年、イリノイ州生まれ。
7歳の時、レイ・ハリーハウゼン監督『シンバッド七回目の航海』で特殊撮影に魅せられ、その道を志す。
カリフォルニア大学でデニス・ミューレンと出会い、『スター・ウォーズ4/新たなる希望』に参加し、モンスター・チェスの場面などを担当。
『スター・ウォーズ5/帝国の逆襲』では冒頭のトーントーンや銀河帝国軍のAT-ATのシーンを作り出し、一躍有名になる。
1983年の『スター・ウォーズ6/ジェダイの帰還』ではILMのクリーチャー部門主任として参加し、アカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞。
1984年、ILMから独立してSFX会社ティペット・スタジオを設立。
1991年、スティーヴン・スピルバーグ監督『ジュラシック・パーク』で、当初は恐竜の表現にゴー・モーションを使う予定だったが、デニス・ミューレンのILMが試作したコンピュータグラフィックスの映像が素晴らしかったため、ティペットは降板。
しかし、ILMのCGスタッフは恐竜の細部の動作に個性を与える事が出来ず、ティペットは再び招聘され、ストップモーション・アニメのように動きを一コマずつコンピュータに入力するDinosaur Input Device(恐竜入力装置)を開発。
恐竜全体の動きを監修するだけでなく、CGスタッフたちにも恐竜の動きを教え、再びアカデミー賞で特殊視覚効果賞を受賞。
2004年、『スターシップ・トゥルーパーズ2』で長編監督デビュー。
2015年、個人的な企画としてストップモーション短編シリーズ『マッドゴッド』を完成。
僕は最近、『マッドゴッド』を見たが、あまりに退屈なため、10分でやめた。
とは言え、スピルバーグやバーホーベンを陰から支えた偉大な人物。
タメになる映画だった。

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