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CLOSE/クロース [映画]

9月9日(土)
カルロス・ドン監督『CLOSE/クロース』(2022年)新宿武蔵野館で鑑賞。

レオ(エデン・ダンブリン)とレミ(グスタフ・ドゥ・ワール)は共に13歳の男の子で、幼馴染。
夏休みの間、毎日2人で遊び回った。
中学に進学し、登校すると、2人は同じクラス。
校内でも一緒に行動していたら、クラスメイトの女子から、「2人は付き合ってるの?」と聞かれた。
2人とも否定したが、レオはその言葉に引っかかり、次第にレミと距離を取り始める。
他のクラスメイトと行動し、アイスホッケーのクラブに入る。
レミにはレオの行動が理解できなかった‥‥。

原題は『Close』。
ベルギー・オランダ・フランスの合作映画。
『Girl/ガール』(2018年)でデビューした、カルロス・ドン監督の 第2作。
第75回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、グランプリを獲得。
第95回アカデミー賞国際長編映画賞にベルギー代表作として出品され、ノミネートされた。
ドン監督は脚本の執筆にあたって、心理学者ニオベ・ウェイの著書『Deep Secrets: Boys’ Friendships and the Crisis of Connection』からインスピレーションを受けたらしい。
少年同士の、友情と恋愛の間の関係を描く。
見ながら、是枝裕和監督『怪物』を思い出したが、こちらは至ってシンプルなストーリー。
ただし、
〇レオの家が花の栽培農家で、美しい花畑と、レオも含めた家族全員の農作業の様子が繰り返し出てくる。
〇レオがアイススケートでアイスホッケーを練習するシーンが繰り返し出てくる。
というふうに、映像が変化に富んでいるため、飽きない。
ただし、徹頭徹尾、顔または上半身を映し、引きがほとんどないのは不満だった。
もちろん、わざとだろうが。
「レオ」役のエデン・ダンブリンは、ドン監督で電車でスカウトしたらしいが、凄い美少年で、魅力的だった。
『Girl』もおもしろかったが、今作はそれを越えたと思う。
傑作。
お薦めです。

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  • 発売日: 2020/04/03
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今日は妻と2人で東京夜光『FRAGMENT』を見に行く予定でした。
ローソンでチケットも買ったのですが、昨夜、ネットで公演中止を知りました。
出演者の体調不良のため、今日・明日・明後日の3日間、公演中止。
そこで、新宿武蔵野館で『クロース』を見てきたわけです。
東京夜光は初めてだったので、とても楽しみにしていたのですが、『クロース』が傑作だったので、良い休日となりました。
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