アタラント号：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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アタラント号　[映画] [編集]

５月２３日（木）
ジャン・ヴィゴ監督『アタラント号』（1934年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
発売日: 2017/12/30
メディア: DVD

フランス。
ジャン（ジャン・ダステ）はパリとル・アーブルを結ぶ艀船アタラント号の船長。
ジュリエット（ディタ・パルロ）と結婚し、船の上で暮らし始める。
船には他に、老水夫ジュール（ミッシェル・シモン）、彼の飼い猫数匹、少年水夫が乗っていた。
やがて船はパリに着き、ジャンとジュリエットはダンスホールに出かける。
そこで出会った行商人の男に、ジュリエットが口説かれる。
ジャンはジュリエットを船に連れ帰るが、彼女は夜にこっそり船を抜け出してしまう。
怒ったジャンは、ジュリエットを残して、出航してしまう‥‥。

原題は『L'Atalante』。
短編を含めてわずか４作しか残さず、29歳で他界したフランスの伝説的映画作家ジャン・ビゴが1934年に発表した唯一の長編監督作。
オリジナルバージョンが長らく失われていたが、ネガの発見により1990年に復元され、日本でも91年に劇場公開された。
さらに、2018年12月に、4Kレストア版が劇場公開された。
話は単純だが、映像がすばらしい。
セーヌ川を行く船の上から撮った景色が斬新で、何度もハッとさせられた。
ミッシェル・シモンは当時39歳だが、60歳くらいに見える。