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永遠と横道世之介/上 [本]

6月22日(土)
吉田修一『永遠と横道世之介/上』(毎日新聞出版)読了。

永遠と横道世之介 上

永遠と横道世之介 上

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2023/05/26
  • メディア: Kindle版


カメラマンとなった世之介が今暮らしているのは、東京郊外にある下宿「ドーミー吉祥寺の南」。
家主のあけみと事実婚の関係にある世之介は、彼女や個性的な下宿人たちと暮らしている。
中学の修学旅行に同行して写真を撮ったり、後輩の江原と共に先輩の有名カメラマン・南郷にこき使われたり。
下宿にはあけみの他に、元芸人の礼二さん、書店員の大福さん、大学生の谷尻くんがいる。
そこに知人の教師夫婦から預かってほしいと相談された、引きこもりの高校生・一歩も加わる‥‥。

吉田修一氏の本はこれが38冊目。
2009年刊行の第1作『横道世之介』、2019年刊行の第2作『続 横道世之介』(文庫化の際に『おかえり横道世之介』に改題)に続く、シリーズ完結編。
主人公の横道世之介は、吉田氏と同じ1968年、長崎市生まれ。
第1作では大学進学で上京した1987年、第2作では20代半ばの1993年、そして本作ではもうすぐ39歳となる2007年9月からの1年間が舞台。
大した事件は起きないのに、やたらとおもしろく、スイスイ読める。
何より横道世之介のキャラクターが魅力的で、第一印象はただのお調子者なのだが、結構素直で、意外とまじめで、やたらと人懐こくて、他人の面倒見が良くて、つまりはきわめて善良な男。
第1作の映画版では、高良健吾が演じていたが、見事に世之介を体現していて、嬉しかった。
下巻も楽しみ。

アミューズ+ナッポス・プロデュース『無伴奏ソナタ The Musical』の稽古12日目。
台本2周目に突入し、1・2・3場の動き付けをし、最後に1~3場を通しました。
まだまだ改良の余地あり。
明日も頑張ります!
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