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永遠と横道世之介/下 [本]

6月23日(日)
吉田修一『永遠と横道世之介/下』(毎日新聞出版)読了。

永遠と横道世之介 下

永遠と横道世之介 下

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2023/05/26
  • メディア: Kindle版


毎日新聞に2021年11月から2023年1月まで連載された小説。

2009年の39歳の世之介の1年間。
読者は、40歳の世之介が駅のホームに落ちた女性を助けるために電車に撥ねられて死んでしまう事を、第1作『横道世之介』で既に知っている。
その日が徐々に近づいていくが、世之介はもちろん何も知らず、仲間たちと何でもない日常を過ごしている。
描かれるのは、他愛ないおしゃべりばかり。
しかし、登場人物全員がお互いを大切に思っていて、いつも気にかけている。
この「仲間をいつも気にかける」ということが、人が幸せになるために必要なのだと思った。
世之介は物凄い人数の仲間・知り合いを気にかけている。
だから、たくさんの人たちに愛され、死後も偲んでもらえる。
僕にはできない生き方なので、とても羨ましかった。
今年読んだ小説では、現時点で、本作がベストワン!
お薦めです。

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