神の道化師、フランチェスコ

８月24日（土）
ロベルト・ロッセリーニ監督『神の道化師、フランチェスコ』（1950年）AmazonPrimeで鑑賞。

神の道化師、フランチェスコ　ロベルト・ロッセリーニ　4Kレストア　Blu-ray

• 出版社/メーカー: IVC
• 発売日: 2023/05/26
• メディア: Blu-ray

1210年春、フランチェスコと11人の仲間はローマに赴き、教皇インノケンティウス３世から布教の許可を得る。
兄弟たちは雨の中、ずぶ濡れになって、アッシジ郊外リヴォトルトの粗末な小屋に帰ってくる。
ところが、小屋はロバと農民に占領されていた。
農民は彼らを追い出そうと杖を振り上げ、罵倒する。
が、フランチェスコは微笑を浮かべて、「歓びを感じないか。人の役に立ったのだ」と言った‥‥。

原題は『Francesco, Giullare di Dio』。
イタリア・ネオレアリズモを代表するロベルト・ロッセリーニ監督が、アッシジのフランチェスコの半生を映画化。
フランチェスコ役を初めとして、小さき兄弟たちを演じているのは、全員が実際のウンブリア地方のフランシスコ会修道士。
脚本はロッセリーニがフェデリコ・フェリーニと共同で執筆。
14世紀前半の書『聖フランチェスコの小さき花』『修道士ジネプロ伝』をもとにしている。
系統的な伝記ではなく、フランチェスコと小さき兄弟たちの逸話集で、1210年から1218年頃までの10のエピソードで構成されている。
が、どれも他愛ない話ばかりで、ロベルト・ロッセリーニ監督の代表作とのことだったが、少々ガッカリした。