代替伴侶 [本]
11月2日(土)
白石一文『代替伴侶』(ちくま書房)読了。
人口爆発で産児制限が行われている日本。
隼人とゆとりの夫婦は子供がほしかったが、隼人が乏精子症のため、ゆとりがなかなか妊娠しなかった。
ところがある日、ゆとりが別の男性との間で妊娠したと告げ、隼人の元を去ってしまう。
失意の隼人は「代替伴侶」の貸与を人権救済委員会に申請。
やがて、ゆとりの記憶を複写されたアンドロイド、「代替伴侶」がやってくる‥‥。
白石一文氏本はこれが35冊目。
この所、SF的設定の作品が続いているが、本作もそう。
何しろ、「代替伴侶」とはアンドロイドのことで、見た目は人間そっくり、本人は自分がアンドロイドであることを知らないなど、明らかにフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の影響を受けている。
が、起きる事件は波乱万丈で、とても楽しめた。
白石氏は好不調の波が激しいが、本作は当たり。
お薦めです。
白石一文『代替伴侶』(ちくま書房)読了。
人口爆発で産児制限が行われている日本。
隼人とゆとりの夫婦は子供がほしかったが、隼人が乏精子症のため、ゆとりがなかなか妊娠しなかった。
ところがある日、ゆとりが別の男性との間で妊娠したと告げ、隼人の元を去ってしまう。
失意の隼人は「代替伴侶」の貸与を人権救済委員会に申請。
やがて、ゆとりの記憶を複写されたアンドロイド、「代替伴侶」がやってくる‥‥。
白石一文氏本はこれが35冊目。
この所、SF的設定の作品が続いているが、本作もそう。
何しろ、「代替伴侶」とはアンドロイドのことで、見た目は人間そっくり、本人は自分がアンドロイドであることを知らないなど、明らかにフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の影響を受けている。
が、起きる事件は波乱万丈で、とても楽しめた。
白石氏は好不調の波が激しいが、本作は当たり。
お薦めです。