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偉大なるアンバーソン家の人々 [映画]

11月25日(月)
オーソン・ウェルズ監督『偉大なるアンバーソン家の人々』(1942年)AmazonPrimeで鑑賞。

偉大なるアンバーソン家の人々 Blu-ray

偉大なるアンバーソン家の人々 Blu-ray

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: Blu-ray


19世紀末、アメリカ中西部の町。
大富豪のアンバーソン一族の嫡子ジョージ(ティム・ホルト)は傲慢な青年。
ある日、エンジニアのユージン・モーゲン(ジョセフ・コットン)が帰郷する。
ユージンはかつて、ジョージの母イザベル(ドロレス・コステロ)と愛し合っていたが結ばれなかった。
が、今は彼女の夫ミニファーが亡くなっているため、再会と同時にまた恋に落ちる。
ジョージはそれに強く反発する一方で、ユージンの一人娘ルーシー(アン・バクスター)に惹かれてゆく。
ルーシーはジョージに、職業を持つべきだと忠告するが、アンバーソン家の誇りにとらわれる彼は労働に手を汚すことを拒む‥‥。

原題は『The Magnificent Ambersons』。
1918年に発表されたブース・ターキントンの同名小説を映画化。
オーソン・ウェルズが前年の『市民ケーン』に次いで製作・脚色・監督を務めた。
また、ラジオのパーソナリティーの経験を生かし、冒頭とラストのナレーションを担当した。
オリジナル版は131分だったが、製作会社のRKOがロバート・ワイズに命じて再編集を行い、ラストは助監督が新たに撮り直した。
そのため、悲劇的な結末だったウェルズの構想とは逆に、原作通りのハッピーエンドとなった。
ウェルズは激怒したらしい。
難解だった『市民ケーン』とは打って変わったオーソドックスなメロドラマだが、盛り上がりに欠けた。

市民ケーン [Blu-ray]

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