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デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界 [本]

11月26日(火)
村上春樹『デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』(文藝春秋)読了。

デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2024/02/22
  • メディア: 単行本


小説家の村上春樹が、自身が所有する、アメリカのイラストレーター兼デザイナーのデヴィッド・ストーン・マーティンが製作したジャズのアルバムのジャケットを紹介する。

村上春樹氏の本はこれが89冊目。
デイヴィッド・ストーン・マーティンは1913年、シカゴ生まれ。
シカゴ美術館付属美術大学の夜間部に通い、ベン・シャーンの線画に大きな影響を受けた。
第二次世界大戦中は、米国戦争情報局のアートディレクターを務めた。
その後、マーキュリー、アッシュ、ディスク、ダイアルのレコードアルバムのカバーを制作した。
その多くは友人でレコードプロデューサーのノーマン・グランツからの依頼だった。
最終的に400枚以上のレコードアルバムのイラストを制作。
さらにマーティンはセブンティーン、サタデー・イブニング・ポスト、1950年代~1960年代のおしゃれな雑誌のイラストを描くようになった。
1992年、コネチカット州ニューロンドンで死去。
どのジャケットもカッコよく、村上氏が集めたくなる、本にしたくなる気持ちがよくわかった。
しかし、中身の90パーセントはジャズとプレイヤーの話で、ジャズを聞かない僕にはチンプンカンプンだった。

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