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神さまの貨物 [本]

11月27日(水)
ジャン=クロード・グランベール『神さまの貨物』(ポプラ社)読了。

神さまの貨物

神さまの貨物

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: 単行本


第二次世界大戦の頃、ある森に、初老の夫婦が住んでいた。
木こりとそのおかみさんで、子供はなかった。
近くを線路が通っていて、人をたくさん積んだ貨車が走っていた。
ある貨車に、ルーマニアに住んでいたユダヤ人の一家が乗っていた。
夫と妻と、男の子と女の子の双子の赤ん坊だった。
ある日、夫は男の子の赤ん坊だけでも助けようと思い、貨車の外に投げ捨てた。
それを、木こりのおかみさんが拾った‥‥。

2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位。
世界14カ国で翻訳された世界的ベストセラー。
おとぎ話のようなタッチで書かれた児童文学だが、題材は第二次世界大戦中のナチスよるユダヤ人のホロコースト。
作者のジャン=クロード・グランベールは、フランスの劇作家。
1939年パリ生まれで、モリエール賞を6回も受賞している人。
本作は本国フランスでアニメ映画となり、今年11月に公開予定らしい。
日本でも見られるといいのだが。

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