SSブログ

シャドウ・ストーカー(上) [本]

6月22日(木)
ジェフリー・ディーヴァー『シャドウ・ストーカー(上)』(文春文庫)読了。

シャドウ・ストーカー 上 (文春文庫)

シャドウ・ストーカー 上 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: 文庫


アメリカ。
カリフォルニア州捜査局モンテレー支局捜査官のキャサリン・ダンスは、休暇でフレズノに行く。
そこにはダンスの友人で、人気カントリー歌手のケイリー・タウンが住んでいた。
ケイリーは今、ストーカーに悩まされていた。
シアトルに住んでいたエドウィン・シャープという男で、今はフレズノ市内に家を借りていた。
ある日、ケイリーの元恋人で、ロードクルーのチーフのボビー・プレスコッドが劇場で殺される。
はたしてシャープの仕業なのか……。

ジェフリー・ディーヴァーの本はこれが18冊目。
リンカーン・ライム・シリーズのスピンオフとして始まった、キャサリン・ダンス・シリーズの3冊目。
ダンスは、相手のボディ・ランゲージから、隠された心理を読み取る、キネシクスの遣い手。
相手の嘘を100パーセント見破る。
ところが、妄想型のストーカーは、自分が作った嘘を本当だと思い込んでしまうので、つまり嘘をついている自覚がないので、ボディ・ランゲージはきわめて自然。
ダンスにとって、ストーカーのシャープは史上最大の難敵となるのだ。
下巻も楽しみ。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古19日目。
稽古前にストレッチをして、2キロ走りました。
『スロウハイツの神様』の稽古で走るのは、これが7回目。
タイムは10分45秒で最短記録。
うれしいけど、2月は10分36秒が出たので、まだまだ。
稽古は、昨日の続きの尻取り稽古。
6・7場から始めて、11・12場まで到達し、最後は12場のみで終了しました。
役者たちに徐々に余裕が出てきているように感じます。
芝居全体に明るさが増してきたようにも思います。
でも、もっとよくなる。
休憩中に、松村泰一郎君がヨーヨーをやっていたのですが、あまりにうまくてビックリしました。
でも、お客さんにお見せする場面はないだろうなあ。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

28週後… [映画]

6月22日(木)
フアン・カルロス・フレナスディージョ監督『28週後…』(2007年)WOWOWで鑑賞。

28週後… [Blu-ray]

28週後… [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


イギリス、ロンドン。
新種のウィルス「RAGE」の発生から28週後。
人類が滅亡したイギリスに、海外にいたイギリス人が帰国し始める。
ドン(ロバート・カーライル)は妻のアリス(キャサリン・マコーマック)を見捨てて生き延び、隔離地区の行政官になっていた。
そこへ、スペインに行っていた娘のタミー(イモージェン・プーツ)と息子のアンディ(マッキントッシュ・マグルトン)が帰ってくる。
姉弟は隔離地区を抜け出し、我が家へ帰る。
そこには、死んだはずの母アリスがいた……。

ダニー・ボイル監督の映画『28日後……』の続編。
登場人物たちの行動が愚かすぎて、感情移入が難しかった。
その方が話が盛り上がるのはわかるが、イギリスが滅亡するほどのウイルスに対して、あまりに無防備すぎないか?
隔離地区の狙撃兵・ドイル軍曹の役で、ジェレミー・レナーも出演。
姉弟を助ける姿がなかなかカッコよかった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第36回
「セリフに気持ちを込める」という言葉があります。
誰かの演技を見て、「セリフに気持ちが込もっていた」と褒めたりします。
が、これは間違いです。
あるセリフを言うとします。
このセリフの気持ちは、怒りです。
だから、怒りの気持ちをそのセリフに込めて言う、というのは間違い。
その前の相手役のセリフを聞いて、怒りを感じる。
怒りを感じたから、そのセリフを言ってしまう。
つまり、気持ちが先で、セリフが後。
気持ちはセリフに込めるものではなく、自然と込もってしまうものなのです。
僕は稽古でしばしば、「そのセリフ、もっと大きく」とダメ出しします。
すると、役者の中には、単に音量だけ大きくする者がいます。
が、これも間違い。
その前の相手役のセリフを聞いて感じる気持ちを大きくする。
すると、次の自分のセリフも大きく出る。
大切なのは、相手役のセリフをいかに受け取るか、つまり、「受け」なのです。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

大人ドロップ [映画]

6月22日(水)
飯塚健監督『大人ドロップ』(2014年)CSで鑑賞。

大人ドロップ [DVD]

大人ドロップ [DVD]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD



浅井由(池松壮亮)は高校3年。
親友のハジメ(前野朋哉)がクラスメートの入江杏(橋本愛)を好きになる。
浅井は前の座席のハル(小林涼子)に頼んで、入江を誘ってもらい、4人でダブルデートをすることになる。
が、待ち合わせに、浅井はわざと遅れていき、ハルにも遅刻してくれと頼む。
浅井の策略に気づいた入江は激しく怒った……。

芥川賞候補になった樋口直哉の同名小説を映画化。
高2の息子のお薦めで見たが、主人公の気持ちがわからず、乗れなかった。
映画のロケ地は下田。
下田には以前何回か旅行に行ったので、懐かしかった。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古18日目。
14時から、衣裳合わせでした。
スタイリストの花谷律子さんはいつも色使いが素敵なのですが、今回は抜群にカラフル!
特に主役の原田樹里は何回も着替えがあるのですが、出てくるたびに派手な色で、とても目を引きました。
木村玲衣は期待通りの美少女ファッション。
岡田さつきも5役演じるので、次々と着替え、髪形も変え、見事な変身ぶり。
今回は衣裳も見どころの一つだと思いました。
稽古は、1場、1・2場、2・3場と、尻取り形式で復習。
5・6場まで進みました。
役者たちがいろいろギャグを仕掛けてきて、楽しかった。
明日は後半をやります。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

人参倶楽部 [本]

6月20日(火)
佐藤正午『人参倶楽部』(光文社文庫)読了。

人参倶楽部 (光文社文庫)

人参倶楽部 (光文社文庫)

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/12/06
  • メディア: 文庫


九州、西海市。
「いさむ」は「人参倶楽部」という名のバーの経営者兼バーテンダー。
妻子がいるが、しばしばと客をつまみ食いし、時には数カ月、付き合ったりしている。
ある晩、「陽子」という名の客が一人でやってくる。
「いさむ」は「陽子」の仕事を、化粧品の美容部員と言い当てる。
一カ月後、また「陽子」が来る。
午前5時の閉店後、家まで送っていき、体を重ねた……。

佐藤正午氏の本はこれが13冊目。
1991年の出版で、佐藤氏にとって11冊目の本。
水商売の男女を描いた小説で、僕にはあまり興味のない世界だった。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古17日目。
9・10場の復習の後、前後半に分けて、粗通しをしました。
前半は54分、後半は67分で、合計121分。
正確には、2時間0分52秒。
しかし、後半はテンポが遅かったので、稽古を重ねれば、2時間を切ると思われます。
クライマックスの11場は、またしても泣いてしまいました。
ところが、セリフを手直ししたいところが3カ所も見つかってしまった!
急いで、書き直さなければ!
頑張るぞい!

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

コロボックルの小さな画集 [本]

6月19日(月)
村上勉『コロボックルの小さな画集』(講談社)読了。

コロボックルの小さな画集

コロボックルの小さな画集

  • 作者: 村上 勉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: 単行本


イラストレーターの村上勉による、エッセイとイラストの本。

村上勉は1943年、兵庫県生まれ。
1965年、佐藤さとるのコロボックル・シリーズ第一作『だれも知らない小さな国』の挿絵でデビュー。
以降、コロボックル・シリーズのすべての挿絵・装丁を手がけてきた。
この本では、デビュー当時の思い出が語られていて、非常に興味深かった。
イラストはすべてコロボックル。
色はすべて、村上氏が大好きな「ペインズグレー」という色。
この色がとても素敵で、僕も気に入った。
清潔感、知性、詩情が感じられて、コロボックルにぴったりだと思う。

今日は10時からキャラメルボックス俳優教室の授業。
14時からキャラメルボックスの稽古があるので、13時までの短縮授業。
大急ぎで、身体訓練、発声練習、2人コント、台本練習をやりました。
で、14時からキャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古16日目。
今日から大内厚雄が正式参加。
11・12場の動きつけをした後、大内の出番だけ復習していきました。
昨日までよその芝居に出ていたのに、結構セリフを入れていて、ビックリ。
稽古は今日から後半戦。
ようやく全員揃ったので、ギアを一段上げて、より熱く、より楽しい芝居にしていきたいと思います。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

王様の結婚 [本]

6月18日(日)
佐藤正午『王様の結婚』(集英社文庫)読了。

王様の結婚 (集英社文庫)

王様の結婚 (集英社文庫)

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1987/07
  • メディア: 文庫


鐘ヶ江晋は駐車場の管理人。
独り暮らしで、咲子という女性と付き合っているが、3年前に自分を捨てた女が忘れられない。
半年前に、高校時代の同級生で、今は銀行に勤めている坂本と再会する。
坂本には妻がいたが、水商売の若い女と浮気していた。
ある日、坂本が鐘ヶ江に、金を貸してくれと言う。
鐘ヶ兼は即座に断るが、坂本に事情を話せと言った……。
上記は中編『王様の結婚』で、短編『青い傘』も併録。

佐藤正午氏の本はこれが12冊目。
84年の発売で、同年のデビュー作『永遠の1/2』に続く、第二作。
主人公の心情が全くわからず、最後まで乗れなかった。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校でワークショップをやってきました。
今年5回目で、2回目の2年生。
助手は石森美咲。
メニューは、ストレッチ、ストップターン、スローウォーク、発声練習、台本練習。
台本練習のテキストは、『時をかける少女』の1場。
組分けをして、それぞれで読み合わせを2回やった後、1組ずつ発表したのですが、最初はなかなかテンションが上がらなくて、大変でした。
が、徐々に調子が上がって、最後の組はなかなかの出来。
まあ、その組には石森も入ってましたけど。
来月も同じ台本を使うので、ぜひとも練習してきてほしいです。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

少女 [映画]

6月18日(日)
三島有紀子監督『少女』(2016年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

少女 DVD通常版

少女 DVD通常版

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


高校生の由紀(本田翼)と敦子(山本美月)は親友同士。
敦子は剣道部で活躍していたが、怪我のために退部。
今は同級生から深刻なイジメに遭っている。
由紀は小説家志望で、授業中まで小説を書いている。
二人は、転校生の詩織(佐藤玲)が「親友の死体を見たことがある」と言うのを聞いて、死の瞬間を目撃することに興味を持つ……。

湊かなえ氏の小説の映画化。
三島有紀子監督の映画は『しあわせのパン』に続いて2作目だが、前作と同じく現実感が薄く、最後まで乗れなかった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第35回
自分のセリフに対して自由になる方法。
私は30歳まで俳優をやっていたのですが、その頃は毎晩、お風呂の浴槽に浸かった時、自分のセリフを最初から最後まで、キャラクターを変えてしゃべっていました。
その役が図書館の館長だったとしても、今日は幼稚園の先生、今日は暴力団の組員、今日は江戸時代のお殿様、というふうに。
職業が変われば、口調も変わります。
それによって、「このセリフはこんなふうな言い方もできるんだ」という発見が生じます。
意図的な誤読によって、可能性を広げるのです。
一般的には、すべてのセリフを早口で棒読みで一気に言う、という方法を取る俳優が多いようです。
これも、言い回しの固定化を防ぐのに、役に立つと思います。
野球の内野守備を思い出してください。
打球をキャッチして、ファーストにボールを送球する。
打球が毎回毎回同じコースに飛んでくるということはありえない。
その都度、足の運び、腰の高さ、手の伸ばし方など、キャッチの仕方を変えなければならない。
そうすると、送球の仕方も変わる。
キャッチと送球に、たった一つの、理想のやり方はない。
が、一つ一つの打球に対する、最適なやり方はある。
内野手はノック練習で、どんな打球が来ても、最適な対応ができるように訓練します。
俳優もそうあるべきです。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

バーニング・ワイヤー(下) [本]

6月17日(土)
ジェフリー・ディーヴァー『バーニング・ワイヤー(下)』(文春文庫)読了。

バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)

バーニング・ワイヤー 下 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫


変電所で爆発事故を起こした犯人は、アルゴンクイン・コンソリデーテッド社に対し、ニューヨーク全域の電圧を30分間低減せよと要求してくる。
CEOのアンディ・ジェッセンはそれを拒否する。
リンカーン・ライムは、変電所に残された微細物件を分析。
火山灰と、ギリシャ料理のタマラサラータが検出される。
はたして第二の現場はどこか?
予告の時間は刻々と迫る……。

さすがはジェフリー・ディーヴァー、シリーズ9作目もしっかり驚かせ、楽しませてくれた。
クライマックスはツイスト(どんでん返し)の連続で、凄い盛り上がり。
ライムと犯人の対決もすばらしい。
さらに、エピローグにまでツイストが仕掛けられていた!
シリーズ最高傑作、とまでは行かないが、きわめて質の高いミステリであることは間違いない。
お薦めです。

今日は13時から、有楽町の出光美術館へ行き、『水墨の風』展を見てきました。
水墨画の展覧会は初めて。
舞台監督の村岡晋さんのお薦めです。
会場に入って、中の暗さにビックリ。
後で村岡さんに聞いたところ、水墨画の展覧会は、作品を光から守るため、必ず暗いそうです。
メインは、雪舟と長谷川等伯の水墨画。
他にも、谷文晁や池大雅の水墨画がありました。
予想通り、長谷川等伯の屏風がすばらしかった。
雪舟も、一目で雪舟の絵がとわかるところが凄いと思いました。
『水墨の風』展は7月17日までです。
17時から、キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古15日目。
9場・10場の動きをつけた後、7~10場の粗通しをしました。
今回の動きつけは本当にスムーズ。
今日もある場面では、役者3人が話し合って、動きを考えてくれました。
僕はそれを見て、ジャッジすればいいので、本当に楽。
いつもこうだといいなあと思いました。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

バーニング・ワイヤー(上) [本]

6月16日(金)
ジェフリー・ディーヴァー『バーニング・ワイヤー(上)』(文春文庫)読了。

バーニング・ワイヤー 上 (文春文庫)

バーニング・ワイヤー 上 (文春文庫)

  • 作者: ジェフリー ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫


ニューヨーク。
アルゴンクイン・コンソリデーテッド第12変電所で爆発事故が発生。
近くに停車していた路線バスの乗客が死亡した。
何者かが変電所に侵入し、アークフラッシュを起こさせたのだ。
直ちにFBIと国土安全保障省はリンカーン・ライムに捜査を依頼。
ライムはアメリア・サックスを現場に送る。
一方、ロサンジェルスのキャサリン・ダンスより、ライムの宿敵ウォッチメイカーがメキシコに潜入したとの連絡が来る。
はたしてウォッチメイカーの狙いは何か……。

ジェフリー・ディーヴァーの本はこれが17冊目。
リンカーン・ライムのシリーズの9作目。
事件発生、証拠物件の分析、天才的犯罪者の登場と、上巻のパターンはいつも通り。
安定したおもしろさだが、新鮮味はない。
この先、作者はどうやって新しさを出すのか?
多少意地悪な気持ちもあるが、下巻が気になる。

今日は13時から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムへ行き、写真家ソール・ライター展を見てきました。
ソール・ライターは1923生まれ。
1950年代から、ファッション・カメラマンとして活躍したが、80年代に姿を消す。
ところが、2006年に出版された写真集で再び注目を浴びる。
その時、ライターは83歳。
2013年に90歳で亡くなったが、「カラー写真のパイオニア」として、高い評価を得ている。
高2の息子と、舞台監督の村岡晋さんが絶賛するので行ってみたのだが、確かに凄い。
構図と色使いが抜群で、ニューヨークの街角の何気ないヒトコマがムチャクチャ美しく、カッコよく撮られている。
一見の価値あり。
ただし、6月25日までなので、急いで!
17時より、キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古14日目。
今日は原作者の小説家・辻村深月さんが見学にいらっしゃいました。
稽古の前に、パンフレット用とダ・ヴィンチ用の、二つの対談をしたのですが、辻村さんのお話がおもしろくて、すっかり聞き役になってしまいました。
なんと、辻村さんは1998年の『俺たちは志士じゃない』の再演から、キャラメルボックスの芝居をご覧になっていた!
それも、1本や2本じゃない、10本以上!(20本以上かも!)
ご自分の小説はキャラメルボックスの影響を受けていると言ってくださって、うれしいやら照れ臭いやら、大変でした。
稽古は1~6場の粗通しを見ていただいたのですが、役者たちはみんな緊張して、固くなっていた。
それでも、辻村さんは楽しんでくださったようで、一安心。
本番を初日を楽しみにしています、と言ってくださいました。
辻村さんのご期待に応えるためには、本当に頑張らなくてはいけない。
「やったるでえ!」と思いました。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

メゾードへの道 [本]

6月15日(木)
リー・ストラスバーグ『メソードへの道』(劇書房)読了。

メソードへの道

メソードへの道

  • 作者: リー・ストラスバーグ
  • 出版社/メーカー: 構想社
  • 発売日: 1989/06
  • メディア: 単行本


アメリカを代表する演技教師リー・ストラスバーグが開発した演技訓練法「メソード」の解説。

リー・ストラスバーグは、ユダヤ系のアメリカ人。
アメリカン・ラボラトリー・シアターで演技を学び、舞台俳優として活躍。
1930年、ニューヨークでグループ・シアターを設立。
1949年、ニューヨークのアクターズ・スタジオの芸術監督に就任。
ロシアの演出家コンスタンチン・スタニスラフスキーと、その弟子ユージン・ワフタンゴフの方法を統合し発展させた「メソード」を開発。
門下生が次々と有名になり、全米一の演技教師と呼ばれる。
その門下生とは、マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーンなどなど。
俳優としては、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザーPARTII』に、「ハイマン・ロス」役で出演している。
「メソード」とは要するに、リアリズム演技の訓練法。
僕も大学時代、エドワード・D・イースティが書いた「メソード演技」を読んで、大きな影響を受けた。
この本を読んで、リー・ストラスバーグがベルトルト・ブレヒトと交流があったことを知った。
スタニスラフスキーとブレヒトは正反対の考え方だと思っていたが、そうでもないらしい。
この部分が特にためになった。
お薦めです。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古13日目。
ダンスの振付の2回目。
川崎悦子先生がバリバリ振付をして、6/7のところまで完成しました。
今回の振付は本当に新しい!
次々と付いていく振りを見ながら、「何じゃこりゃ?」と思っていました。
ジャンルで言えば、コンテンポラリーということになるのでしょうか?
完成が待ち遠しいです。
終了後は、5・6場の動き付け。
帰宅後、妻とワインで乾杯しました。
今日は26回目の結婚記念日。
今もこうして毎日、好きな芝居がやっていられるのは、みんな妻の支えのおかげです。
感謝しても、したりないです。
ありがとう。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇