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ビッグ・フレンドリー・ジャイアント [映画]

8月19日(土)
スティーヴン・スピルバーグ監督『ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016年)WOWOWで鑑賞。

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: DVD


ロンドン。
ソフィー(ルビー・バーンヒル)は児童養護施設で暮らす少女。
ある夜、ベランダに立っていると、通りの先に巨大の手が現れた!
それは巨人(マーク・ライランス)の手だった。
巨人はソフィーに自分の姿を見られたことに気づき、彼女をさらって、走り出す。
霧の向こうに、巨人の家があった。
巨人はソフィーにここで暮らせと命じる。
彼は子供たちに夢を届ける「ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」だった……。

ロアルト・ダールの児童文学の映画化。
スティーヴン・スピルバーク監督だけあって、映像が楽しく、演出のテンポもいい。
が、ロアトル・ダールの小説は、『チャーリーとチョコレート工場』もそうだが、アイディアとストーリーはおもしろいものの、ドラマに深みがない。
この映画も「ああ、おもしろかった!」で終わってしまった。

題名が明かせない脚本、全12場中10場まで書き上がりました。
既にページ数は100を越えている!
でも、今はこの勢いのまま、ラストまで書くしかありません。
真柴あずきは『光の帝国』の第二稿に取りかかりました。
9月5日(火)の稽古開始までに完成する予定。
どちらもお楽しみに。
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声優・朗読入門トレーニング [本]

8月18日(金)
福島英『声優・朗読入門トレーニング』(新水社)読了。

声優・朗読入門トレーニング

声優・朗読入門トレーニング

  • 作者: 福島 英
  • 出版社/メーカー: 新水社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


ブレスボイストレーニング研究所所長の福島英が、声優・朗読家を目指す人のために書いた、実勢的トレーニング用テキスト。

理論的解説はほんの少しで、とにかくたくさんの練習用教材が収録されている。
つまり、参考書ではなくて問題集。
初版が2007年なので、例文が古臭くないのもいい。
この一冊を繰り返し練習すれば、かなりの上達が見込めると思う。
中学・高校・大学の演劇部の方に強くお薦めします。

15MMAの小屋入りしてからのタイムテーブルが送られてきました。
小屋入りは8月21日(月)で、仕込み、場当たり、ゲネプロを経て、23日(水)1930が本番初日。
ほんの5日後です。
チケットの残席状況も送られてきましたが、25日(金)11時、26日(土)11時の回は、まだまだたくさんあるようです。
僕が55歳にして初めて書いた15分の芝居、ぜひ見に来てほしいです。
お待ちしています。

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アンダーワールド [映画]

8月18日(金)
レン・ワイズマン監督『アンダーワールド』(2003年)WOWOWで鑑賞。

アンダーワールド [Blu-ray]

アンダーワールド [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • メディア: Blu-ray


セリーン(ケイト・ベッキンセール)はヴァンパイア族の戦士。
対立する狼人間族「ライカン」の戦士たちを狩るのが仕事。
ある日、ライカンたちが、マイケル(スコット・スピードマン)という若い人間の医師を執拗に追いかけていることに気付く。
セリーンは一族のリーダー・クレイヴン(シェーン・ブローリー)に報告するが、聞き流される。
クレイヴンはライカン族のリーダー・ルシアン(マイケル・シーン)を倒して、リーダーになった。
が、ルシアンは生きているのかもしれない……。

ヴァンパイア族と狼人間族の戦いを描いたホラーアクション。
話は荒唐無稽だが、レン・ワイズマン監督の映像は極めてスタイリッシュで、テンポもよく、飽きさせない。
ヒロインのケイト・ベッキンセールも美しい。
次々と続編が作られたのもよくわかる。
まあ、僕はこの一本だけにしておくが。

高2の息子が出演している、ままごと『わたしの星』、今日は本番2日目。
チケットの売れ行きがよくて、席を増やしたそうです。
会場の星のホールはフリースペースなので、そういうことができる。
というわけで、当日券が若干枚、出るようです。
興味のある方は、ぜひ三鷹市芸術文化センター星のホールへどうぞ。
三鷹駅南口から歩いて15分かかるので、遅刻しないように気をつけて!
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日本の美術館 [本]

8月17日(木)
『日本の美術館』(婦人画報社)読了。

日本の美術館―近代美術の作家と出会う旅 (あるすぶっくす)

日本の美術館―近代美術の作家と出会う旅 (あるすぶっくす)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 婦人画報社
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本


明治末期から昭和初期までの50年間に活躍した日本人画家をピックアップし、彼らの作品と出会える美術館62を紹介する。

この美術館に行けばこの絵が見られる、という知識はぜひともほしかった。
結果、行きたくなったのは、
群馬県桐生市の大川美術館→松本俊介の絵がいっぱい見られる
滋賀県立近代美術館→菱田春草や速水御舟が見られる
京都市美術館→竹内栖鳳や上村松園が見られる
などなど。
でもでも、そのためだけにわざわざ東京から行くのはなあ……。

今日は三鷹市芸術文化センター星のホールへ行き、ままごと『わたしの星』を見てきました。
高2の息子が出演しているのです。
彼にとっては生まれて初めての舞台。
父親として、立ち会わないわけには行きません。
息子は堂々と演じていました。
終演後に話をしましたが、特に緊張はしなかったそうです。
こっちは客席でずっと緊張していたのに!
僕は3年前の初演も見ていますが、今回の再演は全く別の芝居になりました。
初演は額縁舞台で、ほぼリアリズムだったけど、今回は舞台を客席が挟む形で、話もあっちこっちに飛ぶ。
それを柴幸男さんがスタイリッシュに演出していて、とてもカッコよかった。
上演時間は約85分。
終演後、20分のアフタートークがありました。
柴さんが司会で、出演者4人と話をし、お客さんからの質問に答えていました。
アフタートーク後、息子に差し入れのチョコレートを渡し、柴さんに御挨拶して、帰りました。
ままごと『わたしの星』は8月27日(日)までです。

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キャラクタードラマの誕生 [本]

8月16日(水)
成馬零一『キャラクタードラマの誕生』(河出書房新社)読了。

キャラクタードラマの誕生: テレビドラマを更新する6人の脚本家

キャラクタードラマの誕生: テレビドラマを更新する6人の脚本家

  • 作者: 成馬 零一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/12/25
  • メディア: 単行本


テレビドラマ評論家の成馬零一が、6人の脚本家の作品を通して、現代のテレビドラマを分析・解説する。

6人の脚本家とは、岡田恵和、坂元裕二、遊川和彦、宮藤官九郎、木皿泉、古沢良太。
(ただし、木皿泉は、夫婦である和泉努と妻鹿年季子のペイネームなので、正確には7人)
僕はテレビドラマをほとんど見ないので、どなたもお名前だけしか存じ上げない。
が、それぞれの脚本家がデビューから現在まで、何を書き、何を追求してきたかがよくわかった。
キャラクタードラマとは、マンガやアニメを原作とした、主人公や主演俳優のキャラクターに強く依拠したドラマのこと。
脚本では岡田恵和が、演出では堤幸彦が、その開祖らしい。
小説における、ライトノベルに近いのかもしれない。
勉強になる本でした。

演劇の世界で、上記のキャラクタードラマに当たるのは、2,5次元の芝居だと思います。
僕が所属している小劇場の世界にはほとんど存在しない。
しいて言えば、マンガやアニメが原作ではないけれど、新感線の「轟天」シリーズや「五右衛門」シリーズがこれに近いかもしれない。
僕も「迅助」シリーズというのを書いているけど、ちょっと違う気がする。
キャラクタードラマについて、もっと考えてみようと思いました。

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砂の惑星 [映画]

8月16日(水)
デヴィッド・リンチ監督『砂の惑星』(1984年)WOWOWで鑑賞。

西暦10000年。
人類は宇宙に進出したが、皇帝、恒星間輸送を独占する宇宙協会、惑星を領土とする大公家連合の三勢力に分裂していた。
皇帝シャッダム4世(ホセ・フェラー)は、公爵レト・アトレイデス(ユルゲン・プロホノフ)に砂漠の惑星アラキス、別名「デューン」を与えた。
アラキスは、不老不死の薬物メランジの唯一の産出地だった。
皇帝は、アトレイデス家の仇敵ハルコネン家にアラキスを襲わせる。
公爵は自害したが、息子ポール(カイル・マクラクラン)と、妾妃でポールの母ジェシカ(フランセスカ・アニス)は辛くも砂漠へと逃げのびた……。

アメリカSF小説の古典的名作『デューン/砂の惑星』の映画化。
デヴィッド・リンチらしいグロテスクな映像がたまに出てくるが、それ以外はわりと真っ当なスペースオペラになっていた。
とは言え、今となってはいかにも古い。
当時はまだ「ポリス」のメンバーだったスティングも出演していたが、セリフはほとんどなく、少々情けない扱われ方だった。

今日も自宅で執筆。
題名を明かせない脚本の第一稿、全12場中8場まで、つまり2/3が書き上がりました。
いつもキャラメルボックスでやっている脚本は110ページ前後で2時間なのですが、既に80ページに達してしまいました。
ということは120ページ?
間違いなく2時間を越えてしまう!
でも、今はとにかく書き続けるしかない!
というわけで、執筆に戻ります。

デューン/砂の惑星 日本公開30周年記念特別版 Blu-ray BOX

デューン/砂の惑星 日本公開30周年記念特別版 Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray



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四月物語 [映画]

8月15日(月)
岩井俊二監督『四月物語』(1998年)WOWOWで鑑賞。

四月物語 [DVD]

四月物語 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD


4月、北海道。
楡島卯月(松たか子)を乗せた電車が、家族に見送られて、駅を出発する。
卯月は東京・武蔵野にある大学に通うため、独り暮らしを始める。
引越し屋が運んできた荷物は、部屋が狭すぎて、入りきれなかった。
大学では友人に誘われ、釣りのサークルに入った。
しかし、卯月がこの大学に入学したのは、ある人に会うためだった。
それは、高校の1年先輩の山崎(田辺誠一)だった……。

わずか67分の映画だが、とてもよかった。
19年前の松たか子が途轍もなく瑞々しい。
オープニング、駅で見送る家族が、松本幸四郎、市川染五郎など、松たか子の本当の家族なのだ。
これだけで、「すげー!」と唸ってしまった。
大学に入学した女の子の最初の1カ月を描いただけの映画で、事件もドラマもどんでん返しもないが、そのナイーブさ、優しさ、映像の美しさが、僕にはどストライク!
参りました、と降参するしかない。
『耳をすませば』が好きな人にはきっとわかってもらえると思う。
お薦めです。

今日も自宅で執筆。
『光の帝国』の改訂第一稿が完成しました。
僕と真柴あずきの二人で改訂案を話し合い、真柴あずきが一人で書きました。
現時点で、90~100分ぐらいになるのではないかと思います。
初演は60分だったのでかなりの駆け足でしたが、今回はじっくりと物語が進みます。
新しい登場人物もいます。
初演を見た人も、きっと楽しめると思います。
9月5日の稽古開始までに、真柴あずきが第二稿を書く予定です。
ご期待ください!

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AX [本]

8月14日(月)
伊坂幸太郎『AX』(角川書店)読了。

AX アックス

AX アックス

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本


「兜」は40代の殺し屋。
普段は文房具の会社で営業をしていて、妻、高校生の息子と3人暮らし。
「兜」は極端な恐妻家で、いつも妻の顔色を伺いながら、生活している。
長年人を殺めてきて、もう引退したいと思っているが、仲介業者の医師には、先行投資を回収するために、もっと仕事をしてからと言われている。
進路相談のため、息子の高校に行くことになっていた日、新たな殺しの依頼が入った。
「兜」は妻に、進路相談には行けなくなった、とは言えない……。

キャラメルボックス・プロデューサーの仲村和生から借りました。
伊坂幸太郎氏の本はこれが34冊目。
『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く、殺し屋シリーズの第三弾。
前2作に登場した「蝉」「檸檬」「蜜柑」「スズメバチ」などの殺し屋たちの名前も出てくる。
『マリアビートル』の、日本一運の悪い殺し屋もおもしろかったが、この本の、日本一の恐妻家の殺し屋というのも実におもしろい。
ラストには感動まであった。
父と息子の話なので、父でもあり息子でもある僕にはたまらなかった。
強くお薦めします。

今日は『15 Minutes Made』の止め通し稽古。
6劇団が集まり、1本ずつ上演し、お互いの芝居を見せ合いました。
集まった出演者は、全部で40人以上。
その前でいきなり演じるのですから、出演者はさぞかし緊張したことと思います。
キャラメルボックスの『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』は、最初ミスが連発しましたが、中盤からは落ち着き、ラストはしっかり盛り上がりました。
上演時間は15分21秒で、何とか16分を切ることができました。
と言っても、まだ21秒オーバーなのですが。
6劇団のカラーが大きく異なるため,とても楽しむことができました。
僕が一番笑ったのは「梅棒」でした。
稽古終了後は、その場で親睦会。
「柿喰う客」の中屋敷法仁君、七味まゆ味さん、Mrs.fictionsの今村圭佑君、岡野康弘君など、たくさんの人と話すことができました。
とても楽しい1日でした。

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俳優の教科書 [本]

8月13日(日)
三谷一夫『俳優の教科書』(フィルムアート社)読了。

俳優の教科書 (撮影現場に行く前に鍛えておきたいこと)

俳優の教科書 (撮影現場に行く前に鍛えておきたいこと)

  • 作者: 三谷 一夫
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: 単行本


「映画24区」代表で、映画プロデューサーの三谷一夫が、プロの映画俳優になるためのノウハウを伝授する。

まず映画の現場を詳しく解説し、映画俳優はメンバーの一人に過ぎないと諭す。
そして、脚本を読むことの大切さ、オーディションの事前の準備の大切さを説く。
演技の訓練については特に書いてなかったが、これは三谷氏の前作『俳優の演技訓練』を読めということだろう。
映画俳優を目指す人にはとても役に立つ本だと思う。
僕も映画の現場には行ったことがないので、いろいろためになった。

題名を明かせない脚本の第一稿、ようやく半分完成しました。
予定より大分長くなってしまった。
しかし、のんびりしている暇などなく、今日も続きを執筆。
ただし、これから地元の図書館ヘ行ってきます。
往復2キロですが、健康のために少しでも歩かないと。
では、行ってきます。

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依頼人は死んだ [本]

8月12日(土)
若竹七海『依頼人は死んだ』(文春文庫)読了。

依頼人は死んだ (文春文庫)

依頼人は死んだ (文春文庫)

  • 作者: 若竹 七海
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: 文庫


葉村晶(あきら)は28歳で、長谷川探偵調査所に勤めている。
実の姉・珠洲(すず)は晶を殺そうとし、逮捕された後、自殺した。
晶はそのショックからなかなか抜け出せない。
ある日、実業家でエッセイストの松島詩織の身辺警護を依頼される。
詩織の家のファクシミリには嫌がらせの文章や、うじがたかったが生肉が届き、外に出れば、植木鉢が降ってきたり、スピードを出した車が向かってくる。
犯人は一体何人いるのか……。
葉村晶を主人公にした短編9つを収録した連作短編集で、上記は一つ目の『濃紺の悪魔』。

葉村晶シリーズの第一作。
『さよならの手口』がおもしろかったので読んでみたのだが、40過ぎだった晶が、この本では28歳。
若い晶はやっぱり威勢がいい。
どれも40ページ弱の短編だが、中身が濃く、読み応えがある。
一番いいと思ったのは、表題作の『依頼人は死んだ』。
ラストの一文のキレがすばらしい。

今日も自宅で執筆。
今はまだタイトルを公にできない脚本を書いています。
もうすぐ半分完成。
今日は妻の帰りが遅いため、夕食は大学2年の娘が作ってくれました。
おかずは麻婆春雨とオムレツ。
妻が留守の時はたまにこうして作ってくれるのですが、徐々に腕を上げている気がいます。
何もかもおいしくて、お世辞でなく、褒めることができました。
よかったよかった。

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