バズ・ライトイヤー

７月２６日（火）
アンガス・マクレーン監督『バズ・ライトイヤー』（２０２２年）TOHOシネマズ池袋で鑑賞。

バズ・ライトイヤー (ディズニー・プレミアム・コレクション)

• 出版社/メーカー: 永岡書店
• 発売日: 2022/07/11
• メディア: 単行本

スターコマンドのスペースレンジャーであるバズ・ライトイヤー（声／クリス・エヴァンス・鈴木亮平）と、彼の指揮官であり親友であるアリーシャ・ホーソーン（ウゾ・アドゥーバ／りょう）は、惑星T'KaniPrimeを探索。
敵対的な生命体と遭遇し、探査船へ撤退するが、バズは船に損傷を与えてしまい、離陸できなくなる。
１年後、乗組員たちはその惑星にコロニーを建設していた。
バズは、探査船を修理するため、ハイパースペース燃料をテストするボランティアをしていた。
しかし、４分間のテストの後、コロニーに帰還すると、ウラシマ効果によって４年が過ぎていた。
バズはそれでもテストを繰り返し、最終的に６２年以上の月日が流れてしまう‥‥。

原題は、『Lightyear』。
息子に勧められ、吹き替え版を鑑賞。
ピクサーの映画『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ作品かつ前日譚。
息子の言葉通り、非常に良い出来で、とても楽しめた。
特に、バズに寄り添うアイドロイド猫・ソックス（ピーター・ソーン／山内健司）のキャラクターがすばらしい。
お薦めです。

今日は、１０時から、キャラメルボックス俳優教室の授業。
１４時から、『バズ・ライトイヤー』を鑑賞。
１８時から、池袋サンシャイン劇場で、７本指のピアニスト、西川悟平さんのコンサート。
圧巻の２時間４４分でした。
その８割は絶妙のトーク。
お得意の、泥棒の話もしてくれました。
松本利夫さん、石黒賢さん、筒井俊作も見ていました。
うちの妻もお客さんとして来てくれました。
終演後、松本さんと楽屋へ行ったら、西川さんがハイテンションで迎えてくれて、２回もハグ。
松本さんと２人で、コンサートを絶賛してしまいました。
あー、楽しかった！

コーチ・カーター

７月２６日（火）
トーマス・カーター監督『コーチ・カーター』（２００５年）NETFLIXで鑑賞。

コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
• 発売日: 2006/09/08
• メディア: DVD

アメリカ、カリフォルニア州リッチモンド。
ケン・カーター（サミュエル・L・ジャクソン）は、スポーツ用品店の経営者で、リッチモンド高校バスケットボール部のOB。
現役時代は、地区の最優秀選手に選ばれた。
バスケット部のコーチが退任することになり、後任として、カーターが招かれた。
バスケット部は弱小で、選手たちもやる気がなかった。
カーターは着任と同時に、選手たちに契約書を突き付けた。
そこには、「学業で平均以上の成績を挙げること」「授業に必ず出席すること」「試合の日にはネクタイを着用すること」と書かれていた‥‥。

原題は、『Coach Carter』。
実話に基づいた映画。
ありがちなお涙頂戴映画かと思い、ずっ避けていたのだが、実際に見てみたら、全くの誤解で、非常によくできたスポーツ映画だった。
生徒の中に、坊主頭のチャニング・テイタムがいたが、この映画がデビュー作らしい。
しっかりした演技で、好感を持った。
しかし、それ以上にすばらしいのが、サミュエル・L・ジャクソン。
本当に何でもできる人なのだな、と思った。
お薦めです。

昨日は、『７本指のピアニスト』の本番２ステージ目。
キャラメルボックスの岡田さつき、阿部丈二、木村玲衣、中尾彩絵が見に来てくれました。
みんな、「おもしろかった」と言ってくれて、嬉しかったです。
今日は芝居は休演日で、かわりに、西川悟平さんのコンサート。
ピアノが上手いのは当然ですが、トークも抜群におもしろいので、ぜひぜひご来場ください。
お待ちしています。

ハミングバード

７月２５日（月）
スティーヴン・ナイト監督『ハミングバード』（２０１３年）NETFLIXで鑑賞。

ハミングバード スペシャル・プライス [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
• 発売日: 2015/11/03
• メディア: Blu-ray

ジョゼフ・スミス（ジェイソン・ステイサム）は米軍特殊部隊の兵士。
アフガニスタンの戦場で５人の仲間たちを目の前で殺されたため、その報復として無関係の民間人を５人殺害した。
その姿は、無人偵察機「ハミングバード」に監視されていた。
ジョゼフは軍法会議から逃亡し、ロンドンでホームレスとして生活し始める。
ギャングによるホームレス狩りの際、ジョゼフはさんざん殴られ、高級アパートメントに隠れる。
その部屋の住人ダイモンは、ニューヨークに行っており、帰国は半年以上先。
ジョゼフはダイモンの彼氏を装って、そこで暮らし始める。‥‥。

イギリス映画で、原題は『Hummingbird』。
アメリカでは『Redemption』というタイトルで公開された。
主人公が徹頭徹尾、悪いヤツで、同情の余地がない。
それなのに、いつの間にか感情移入してしまったのは、ジェイソン・ステイサムのキャラクターと演技のせいだろう。
しかし、ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画の中では、あまり出来のいい方ではなかった。
他に、アガタ・ブゼク、ヴィッキー・マクルア、ベネディクト・ウォンらが出演。

スタッフロール

７月２４日（日）
深緑野分『スタッフロール』（文藝春秋）読了。

スタッフロール (文春e-book)

• 作者: 深緑 野分
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2022/04/13
• メディア: Kindle版

１９４８年、アメリカ、ニュージャージー州。
マチルダ・セジウィックは２歳。
父の友人で、ハリウッドの脚本家ロニーが見せてくれた影絵の黒い犬を見て、激しいショックを受ける。
やがてマチルダは映画マニアに、中でもクリーチャーが登場するSF映画のマニアになる。
そして、映画の特殊造形師になるため、家出して、ニューヨークに向かう‥‥。
２０１７年、ロンドン。
ヴィヴィアン・メリルは３０歳。
CGアニメーターのメリルは、関わっていた映画がアカデミー賞を逃し、落ち込んでいた。
そこへ、思わぬニュースが飛び込む。
８０年代の名作『レジェンド・オブ・ストレンジャー』がリメイクされることになり、そのCGを、ヴィヴの会社が請け負うことになった‥‥。

特殊造形とCG、それぞれの作り手の女性が、５０年の時を越えて出会う。
呆れるほど綿密な取材によって、１９７０年代と２０１０年代の映画界が極めてリアルに描かれている。
まさに深緑野分氏の真骨頂。
しかし、２人のヒロインのそれぞれの悩み・苦しみが独りよがりで、どうにも共感できない。
これまた、深緑氏の作品の特徴だと思う。
次回作に期待する。

今日は『７本指のピアニスト』の本番初日。
大きな事故もミスもなく幕を下ろし、ホッとしました。
妻と、キャラメルボックスの真柴あずきが見に来てくれました。
終演後は、家族４人で、中野新橋の牛テール店「おっぽや」へ。
今日は妻の５７回目の誕生日で、妻のリクエストで出かけたのです。
「おっぼや」は、キャラメルボックスの石原善暢の店。
今日は石原と、副店長の森めぐみがいました。
どの料理もおいしくて、ビックリ！
でも、やっぱり、看板料理の牛テールが最高で、１００点満点の満足感でした。
『７本指のピアニスト』と｢おっぽや」、どちらも強くお薦めします！

キラー・ドッグ

７月２４日（日）
ポール・ソレット監督『キラー・ドッグ』（２０１７年）NETFLIXで鑑賞。

バレット・ヘッド [DVD]

• 出版社/メーカー: インターフィルム
• 発売日: 2020/12/23
• メディア: DVD

強盗犯のステイシー（エイドリアン・ブロディ）、ウォーカー（ジョン・マルコヴィッチ）、ゲイジ（ロリー・カルキン）、エディの４人は巨大な公営倉庫に逃げ込む。
が、車が衝突し、エディが死ぬ。
ステイシーは知り合いに電話で助けを求めるが、分け前を半分よこせ、日没まで待て、と言われる。
ゲイジはヤク中で、我慢できずに洗面台を探しに行く。
そこで、死体を食う犬と遭遇する。
実はその倉庫は、ブルー（アントニオ・バンデラス）が主催する闘犬賭博の会場で、ゲイジを襲ってきたのも闘犬だった‥‥。

原題は、『Bullet Head』。
一見、B級サスペンスだが、なぜかキャストが豪華。
それもそのはず、キラー・ドッグが倉庫に連れてこられてから殺処分になるまでの回想や、ステイシーたちの過去の犬との関わりが丁寧に描かれ、B級とは思えぬ深みを持った映画になっていた。
意外な掘り出し物といった感じで、結構楽しめた。

昨日は１６時から、『７本指のピアニスト』の公開ゲネ。
原作者の西川悟平さんも見に来てくださいました。
大変楽しんでくださったようで、終演後は楽屋で役者たち一人一人をハグ。
実は僕もハグされて、ちょっと驚きました。
今日はいよいよ本番初日。
お客さんの反応がとても楽しみです。
頑張ります！

ユダ＆ブラック・メシア／裏切りの代償

７月２３日（土）
シャカ・キング監督『ユダ＆ブラック・メシア／裏切りの代償』（２０２１年）WOWOWで鑑賞。

【Amazon.co.jp限定】ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償 DVD

• 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
• 発売日: 2021/10/08
• メディア: DVD

１９６８年、シカゴ。
１７歳のウィリアム・オニールはFBI捜査官になりすまして自動車を盗もうとして、逮捕された。
FBIの捜査官のロイ・ミッチェル（ジェシー・プレモンス）はオニールに、「ブラックパンサー党のイリノイ州支部に潜入し、FBIの捜査に協力してくれるなら、今回の一件はなかったことにしよう」と持ち掛ける。
その頃、ブラックパンサー党イリノイ州支部長のフレッド・ハンプトン（ダニエル・カルーヤ）は、話術を駆使して敵対関係にあったギャングと和解したり、黒人以外のマイノリティを取り込んだり、貧困層の子供に無料の朝食を提供したりしていた。
入党したオニールは、徐々にハンプトンの信頼を勝ち取っていき、ついには彼の警護を命じられるまでになった‥‥。

原題は、『Judas and the Black Messiah』。
実話を基づいた映画で、エンドロールでは実物のオニールが登場し、その後が語られる。
第９３回アカデミー賞で作品賞を含む６部門にノミネートされ、助演男優賞（ダニエル・カルーヤ）と歌曲賞（H.E.R.「Fight for You」）を受賞。
日本では劇場公開されず、２０２１年９月よりDVDのレンタルが始まった。
ブラックパンサー党に興味があったので、とてもタメになった。
それにしても、当時の政府の黒人に対する弾圧は本当にひどい。
彼らが暴力革命を訴えた理由がよくわかった。

日本を前に進める

７月２２日（金）
河野太郎『日本を前に進める』（PHP新書）読了。

日本を前に進める (PHP新書)

• 作者: 河野 太郎
• 出版社/メーカー: PHP研究所
• 発売日: 2021/08/27
• メディア: Kindle版

自民党所属の衆議院議員・河野太郎が、自身の履歴と政策を語る。

河野太郎は１９６３年１月１０日、神奈川県平塚市生まれ。
父は元衆議院議長・河野洋平、祖父は元衆議院議員・河野一郎。
アメリカ・ジョージタウン大学を卒業後、富士ゼロックスに入社。
１９９６年、衆議院議員選挙に神奈川第１５区から立候補し、当選。
外務大臣、防衛大臣、新型コロナウィルス感染症ワクチン接種担当大臣などを歴任。
頭の良さ、舌鋒の鋭さは有名で、いずれは首相になると言われている。
この本で、父・洋平のために、生体肝移植をしていたことを初めて知った。
今後の活躍に期待している。

『７本指のピアニスト』の仕込み３日目。
私とキャストは今日から劇場入り。
１３時より場当たり。
１４時から１時間、川崎悦子先生が来て、３つのダンスのチェックをしてくださいました。
キャストの質が高いので、とんとん拍子に進み、１７３０に終了。
舞台美術がとっても素敵で、嬉しいです。
初日は明後日７月２４日。
お楽しみに！

スパイダーウィックの謎

７月２２日（金）
マーク・ウォーターズ監督『スパイダーウィックの謎』（２００８年）NETFLIXで鑑賞。

スパイダーウィックの謎 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
• 発売日: 2014/09/10
• メディア: Blu-ray

小学生のジャレッド（フレディ・ハイモア）は、母ヘレン（メアリー＝ルイーズ・パーカー）、姉マロリー（サラ・ボルジャー）、双子の弟サイモン（フレディ・ハイモア）とともに、朽ち果てた屋敷に引っ越してくる。
そこは、大昔に行方不明になった大伯父アーサー・スパイダーウィック（デヴィッド・ストラザーン）の屋敷だった。
ジャレッドは、屋根裏部屋で「決して読んではいけない」と警告のメモが張られた本を発見。
その本を開くと、室内に身長１０センチほどの男の妖精が見えた。
彼は、ブラウニーのシンブルタック（声／マーティン・ショート）と名乗った。
そして、ジャッドが開いた本は、スパイダーウィックが書いた妖精図鑑で、邪悪な妖精オーガーのマルガラス（声／ニック・ノルティ）が狙っていると言った‥‥。

原題は、『The Spiderwick Chronicles』。
ホリー・ブラックの児童文学『スパイダーウィック家の謎』の映画化。
ファミリー向けのファンタジー映画で、なかなか良く出来ていた。
妖精たちは当然CGだが、これがワチャワチャ動いて、うるさい上に現実感がない。
『ゴーストバスターズ』のゴーストたちのような感じ。
アメリカ映画のクリーチャーは動きすぎて、かえってチープに見える。
でも、アメリカ人にはそう見えないんだろうなあ。

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず

• 出版社/メーカー: 文溪堂
• 発売日: 2004/06/26
• メディア: 単行本

ペッパーズ・ゴースト

７月２１日（木）
伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』（朝日新聞出版）読了。

ペッパーズ・ゴースト

• 作者: 伊坂　幸太郎
• 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
• 発売日: 2021/10/01
• メディア: Kindle版

壇千郷（だんちさと）は、中学校の国語教師（男性）。
壇には、他人の唾液が飛沫感染することで、感染元の人間の翌日の様子を見る能力があった。
壇はそれを「先行上映」と呼んできた。
ある日、教え子の女子から、小説の原稿を読んでほしいと頼まれる。
主人公は、「猫ゴロシ」事件にかかわっていた人物をこらしめる、ネコジゴハンターの二人組。
名前は、ロシアンブルと、アメショー。
２人は標的の人物を襲い、猫がされたのと同じことをしていた‥‥。

まさに伊坂幸太郎ワールド。
雰囲気は、『マリアビートル』『グラスホッパー』『AX』などの殺し屋シリーズに近い。
一言で言えば、犯罪コメディ。
ロシアンブルとアメショーは、『マリアビートル』の「檸檬」と「蜜柑」を思い出させる。
会話のセンスが本当にいい。
しかし、話自体は、メインの事件の犯人グループの動機に無理があり、あまり楽しめなかった。
残念。

【電子特典付き】殺し屋シリーズ【３冊合本版】『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』 (角川文庫)

• 作者: 伊坂 幸太郎
• 出版社/メーカー: KADOKAWA
• 発売日: 2022/07/25
• メディア: Kindle版

今日は１０時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
第一回セリフ発表会でした。
『アローン・アゲイン』の３場の「光男」と「葉子」の会話、５月頭から練習してきましたが、生徒全員、今日の演技が一番良かった。
２カ月半で、大きく成長してくれました。
来週は、卒業公演の予習。
８月１日の稽古開始に先立って、俳優教室の生徒たちだけで、予習をするのです。
９月の卒業公演へ向けて、いよいよスタートです。
頑張ります！

ホワイトハウス・ダウン

７月２１日（木）
ローランド・エメリッヒ監督『ホワイトハウス・ダウン』（２０１３年）NETFLIXで鑑賞。

ホワイトハウス・ダウン [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2014/06/04
• メディア: Blu-ray

ジョン・ケイル（チャニング・テイタム）は元軍人で、今は議会警察官。
娘のエミリーが現職大統領のジェームズ・ソイヤー（ジェレミー・フォックス）の大ファンであるため、シークレットサービスへの転職を志望。
エミリーを連れてホワイトハウスを訪れ、次席特別警護官のキャロル・フィナティ（マギー・ギレンホール）の面接を受けるが、不合格。
その時、議会議事堂が爆破される。
そして、ホワイトハウス内に工事関係者として潜入していたエミール・ステンツ（ジェイソン・クラーク）率いる武装集団が動き出す。
シークレットサービスやガードマンらが次々と射殺される中、ジョンははぐれてしまっていたエミリーを探すため、ホワイトハウス内で捜索を始める‥‥。

原題は、『White House Down』。
同時期に、同じくホワイトハウス占拠を題材とした『エンド・オブ・ホワイトハウス』も作られていた。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』は元シークレットサービス隊長の主人公による「現場のリアルさ」を重視したサスペンス・アクション映画。
『ホワイトハウス・ダウン』はシークレットサービスへの就職を希望する父と娘の「親子愛」や「コメディー的な要素」を重視したヒーロー・アクション映画。
僕は『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方が出来は上だと感じた。
『ホワイトハウス・ダウン』は、娘のエミリーの活躍が、かえって現実感を削いだと思う。
他に、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ウッズが出演。