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君が夏を走らせる [本]

7月14日(土)
瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』(新潮社)読了。

君が夏を走らせる

君が夏を走らせる

  • 作者: 瀬尾 まいこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/07/31
  • メディア: 単行本


大田は16歳の高校生。
金髪でピアス、16歳にして人生を投げていた。
ある日、先輩の中武からベビーシッターのアルバイトを頼まれる。
奥さんが二人目の子の臨月で、切迫早産で入院することになり、出産までの1カ月、一人目で1歳10カ月の「鈴香」の面倒を見てくれと言うのだ。
赤ん坊に接したことのない大田はもちろん断ろうとしたが、聞いてもらえない。
先輩のアパートへ行き、鈴香と2人きりなると、すぐに鈴香が泣き出した。
何をしても泣きやまない。
が、どこにも逃げ場はない……。

瀬尾まいこ氏の本を読むのはこれが14冊目。
傑作!
今年度、215冊目の本だが、文句なしのナンバーワン!
大田が鈴香と過ごした1カ月は、宝石よりも輝かしく、愛おしい。
このラストシーンで感動しない人がはたしているだろうか?
瀬尾まいこさん、こんなに素敵な小説を書いてくださって、本当にありがとうございました。
とにかく1人でも多くの人に読んでほしい。
強力にお薦めします!

キャラメルボックス2018サマーツアー『エンジェルボール』東京公演の7日目、8ステージ目と9ステージ目。
8ステージ目には、明治座『つばき、時跳び』に出演してくれた高杉真宙君が見に来てくれました。
直接話をするのは、『つばき~』以来。
あの頃はおとなしそうな美少年だったのに、すっかり成長して精悍な若者になっていました。
このステージには、『彼は波の音がする、彼女は雨の音がする』に出演してくれた、武田航平君も見に来てくれました。
9ステージ目には、クロムモリブデンの森下亮君、『スロウハイツの神様』に出演してくれた松村泰一郎君が見に来てくれました。
今公演はずっと劇場に行っているので、いろんな人に再会できる。
うれしくてたまりません。

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