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砂上 [本]

7月15日(日)
桜木紫乃『砂上』(角川書店)読了。

砂上

砂上

  • 作者: 桜木 紫乃
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/09/29
  • メディア: 単行本


北海道釧路市。
柊玲央(ひいらぎれお)はバツイチの40歳の女性。
友人のレストランでのバイトと、別れた夫からの慰謝料で生活している。
ある日、女性編集者の小川乙三(おとみ)が訪ねてくる。
玲央は以前、小川の出版社が主催する小説のコンクールに応募していた。
小川は玲央に小説の書き直しを依頼する。
玲央は必死で書き直すが、小川はさらに過酷なダメ出しを浴びせてきた……。

桜木紫乃氏の本はこれが15冊目。
桜木氏の実体験に基づいているのだと思うが、それにしても小川の態度と言葉がひどすぎる。
玲央はよくついていったと思う。
僕だったら絶対無理。
桜木氏の小説の中でも、最もシリアスで難易度が高い。
桜木氏の覚悟をヒシヒシと感じた。

今日は13時から西葛西の東京放送芸術&映画俳優専門学校でワークショップ。
今年9回目で、1年生の3回目。
助手は山崎雄也。
メニューはストレッチ、ストップモーション、発声練習、リトミック、台本練習。
台本練習のテキストは、成井豊『時をかける少女』1場。
1年生のレベルが年々上がってきていて、「これはダメだ」という生徒が1人もいない。
逆に、「うまいなあ」と感心した生徒が、男子2名、女子2名。
しかし、うまいだけではダメなのだ、プラスアルファの魅力が必要なのだ、と言っておきました。
これで今年のワークショップは終了。
次回は、秋のスペシャル公演のオーディションです。
1730に西葛西を出て、池袋サンシャイン劇場へ。
2018サマーツアー『エンジェルボール』東京公演の本番8日目、1630開演の11ステージ目。10~12場を楽屋のモニターで見ました。
終演後、『おおきく振りかぶって』に出演してくれた、澤田美紀さんが楽屋に挨拶に来てくれました。
それから高3の息子も。
息子は2回目で、二階席から見て、演出や照明を研究したそうです。
初日よりおもしろくなっていたと言ってくれました。
明日はいよいよ東京公演の千秋楽。
最期の仕上げ、頑張るぞ!

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