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全国マン・チン分布考 [本]

4月17日(日)
松本修『全国マン・チン分布考』(インターナショナル新書)読了。

全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)

全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)

  • 作者: 松本 修
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: 新書


朝日放送フロデューサーで、『探偵!ナイトスクープ』を企画した松本修が、日本全国の「女陰」「男根」を表す言葉の分布と、歴史的変遷を解説する。

かつて番組内で、全国の「アホ」「バカ」の分布を調べ、大きな話題となった、その第二弾。
しかし、「マン」も「チン」も放送禁止用語のため、放送できず、書籍の形で出版したらしい。
新しい言葉は京都で生まれ、全国に広がっていく。
そのために、古い言葉ほど、東北地方や九州地方に残っている。
柳田邦男が提唱した「方言周圏論」が、「マン・チン」にも当てはまった。
「マン」は、京都から外に向かって、「オソソ」「オメコ」「メメ・メンチョ」「チャンベ」「マンコ・オマンコ」「ボボ」「へへ・べべ」「マンジュー」。
「チン」は、「チンポ」「チンボ」「チンボー」「チンコ」「ダンぺ」「マラ」「シジ」「ヘノコ」。
その徹底した取材ぶりには、敬服せざるを得ない。
「マラ」は仏教語の「魔羅」から生まれた、という俗説を見事に否定してみせたのもすばらしい。
新書にしては367ページと長いが、非常に楽しめたし、タメになった。
お薦めです。

午前は今年16回目のジョギング。
3,5キロ走って、0,9キロ歩いて、2,1キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分29秒。
前々回より32秒短縮しました。 
午後は、日本劇作家協会の戯曲セミナーの個人指導。
ZOOMを使って、いろいろアドバイスさせてもらいました。
既に上演されていて、質も高いものだったで、いつもは120分かかるのに、90分で終わってしまいました。
少しでも役に立てたらうれしいです。
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