ドリームプラン：成井豊の公式ブログ：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

ドリームプラン　[映画] [編集]

１月１日（日）
レイナルド・マーカス・グリーン監督『ドリームプラン』（２０２２年）Netflixで鑑賞。

出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
発売日: 2022/06/22
メディア: Blu-ray

リチャード・ウィリアムズ（ウィル・スミス）は優勝したテニスプレイヤーが４万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで見て、自分の子供たちをテニスプレイヤーに育てることを決意。
テニスの経験がない彼は、独学でテニスの教育法を研究して、７８ページに及ぶ計画書を作成し、プロのコーチにレッスン代は出世払いで教えてくれとアタックし始める。
カリフォルニア州コンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判に立ち向かいながら奮闘する父のもと、ビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹はその才能を開花させていく‥‥。

原題は『King Richard』。
第９４回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞ほか計６部門にノミネートされ、主演男優賞を受賞。
ビーナス＆セリーナ・ウィリアムズの実話に基づいた映画。
ウィル・スミスがいつものコミカルな演技をやめて、暴走列車のような父親役をきわめてシリアスに演じている。
明らかにアカデミー主演男優賞を狙っていて、無事に受賞できてよかった。
ただし、授賞式でビンタ事件を起こしてしまったが。
この映画、おそらく、ニテーシュ・ティワーリー監督、アーミル・カーン主演の『ダンガル／きっと、つよくなる』（２０１６年）の影響を受けている。
こちらはレスリングで、父親が娘２人をスパルタ式にしごいて、オリンピック選手に育て上げる。
とても良い映画だが、父親を美化しすぎていて、ちょっと引いてしまった。
『ドリーム・プラン』は父親のダメな部分もちゃんと描いていて、さらに良い出来になっている。
お薦めです。

ダンガルきっと、つよくなる [DVD]

出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
発売日: 2019/09/04
メディア: DVD

新年あけましておめでとうございます。
昨年、２０２２年は、本を３７０冊読みました。
以下がフィクションのベスト１０です。
１　伊吹有喜『犬がいた季節』
２　カズオ・イシグロ『クララとお日さま』
３　レティシア・コロンバニ『三つ編み』
４　井上真偽『恋と禁忌の述語論理』
５　阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』
６　乙一『沈みかけの船より愛をこめて』
７　伊吹有喜『４９日のレシピ』
８　今野敏『隠蔽捜査９探花』
９　今村昌弘『兇人邸の殺人』
10　綿矢りさ『オーラの発表会』