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君のクイズ [本]

7月22日(土)
小川哲『君のクイズ』(朝日新聞出版)読了。

君のクイズ

君のクイズ

  • 作者: 小川 哲
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2022/10/07
  • メディア: Kindle版


三島玲央はクイズ番組「Q-1グランプリ」のファイナリストとなり、本庄絆と対戦する。
五分五分で最終問題。
正解した方が、優勝賞金1000万円を獲得する。
アナウンサーが「問題」と言ったところで、本庄のランプが赤く光る。
誰もがミスだと思い、三島も本庄に同情した。
が、本庄は「ママ、クリーニング小野寺よ」と口にした。
10秒後、「ピンポン」という正解音が鳴り、本庄の優勝が決まる。
本庄はなぜ問題を聞かずに正解できたのか?
三島は調査を開始する‥‥。

日本推理作家協会賞・長編および連作短編部門受賞、本屋大賞第6位。
189ページと短いが、スリルに満ち溢れたクイズ小説。
おそらく、ピーター・ボイル監督『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)の影響で書かれた小説だと思う。
が、元ネタをよく消化し、全く別の見事なエンターテイメントに仕上げている。
クイズプレイヤーの頭の中がわかって、とてもタメになった。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『嵐になるまで待って』本番初日。
上演時間は2時間00分1秒。
あと2秒短ければ、2時間が切れたのに!
いろいろミスや事故があったものの、全体的にはとてもおもしろい芝居になり、ホッとしました。
最初は笑わなかったお客さんも、中盤からバンバン笑い始め、粟根まことさんの広瀬教授は何度も拍手を受けていました。
カーテンコールの後、アンコールが3回。
3回は予想外でしたが、多田直人が何とかうまくまとめてくれました。
妻、上の弟、キャラメルボックスの阿部丈二、斎藤雄大が見に来てくれました。
終演後は妻・上の弟とカフェに行き、いろいろ感想を聞きました。
明日も頑張ります!
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