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孤独の俳句 [本]

12月27日(水)
金子兜太+又吉直樹『孤独の俳句』(小学館新書)読了。

孤独の俳句 ~「山頭火と放哉」名句110選~(小学館新書)

孤独の俳句 ~「山頭火と放哉」名句110選~(小学館新書)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2022/11/24
  • メディア: Kindle版


2018年に亡くなった俳人の金子兜太が種田山頭火の、漫才師・小説家の又吉直樹が尾崎放哉の秀句を紹介・解説する。

山頭火と放哉は自由律俳句で有名な2人。
〇山頭火
 「分け入っても分け入っても青い山」
 「うしろ姿のしぐれてゆくか」
 「けふもいちにち風をあるいてきた」
 「どかりと山の月おちた」
 「菜の花咲いた旅人として」
〇放哉
 「友の夏帽が新らしい海に行かうか」
 「咳をしても一人」
 「海が少し見える小さい窓一つもつ」
 「とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた」
 「花火があがる空の方が町だよ」
2人の人生も合わせて紹介している。
2人とも人間としては本当にダメな人生を送っていて、同情の余地はない。
が、作品は今も残り、これからも残り続けるだろう。
タメになった。
お薦めです。

『種田山頭火全集・68作品⇒1冊』

『種田山頭火全集・68作品⇒1冊』

  • 作者: 種田 山頭火
  • 出版社/メーカー: 種田山頭火全集・出版委員会
  • 発売日: 2014/10/30
  • メディア: Kindle版



尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)

尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: 文庫



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