孤独の俳句 [本]
12月27日(水)
金子兜太+又吉直樹『孤独の俳句』(小学館新書)読了。
2018年に亡くなった俳人の金子兜太が種田山頭火の、漫才師・小説家の又吉直樹が尾崎放哉の秀句を紹介・解説する。
山頭火と放哉は自由律俳句で有名な2人。
〇山頭火
「分け入っても分け入っても青い山」
「うしろ姿のしぐれてゆくか」
「けふもいちにち風をあるいてきた」
「どかりと山の月おちた」
「菜の花咲いた旅人として」
〇放哉
「友の夏帽が新らしい海に行かうか」
「咳をしても一人」
「海が少し見える小さい窓一つもつ」
「とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた」
「花火があがる空の方が町だよ」
2人の人生も合わせて紹介している。
2人とも人間としては本当にダメな人生を送っていて、同情の余地はない。
が、作品は今も残り、これからも残り続けるだろう。
タメになった。
お薦めです。
金子兜太+又吉直樹『孤独の俳句』(小学館新書)読了。
2018年に亡くなった俳人の金子兜太が種田山頭火の、漫才師・小説家の又吉直樹が尾崎放哉の秀句を紹介・解説する。
山頭火と放哉は自由律俳句で有名な2人。
〇山頭火
「分け入っても分け入っても青い山」
「うしろ姿のしぐれてゆくか」
「けふもいちにち風をあるいてきた」
「どかりと山の月おちた」
「菜の花咲いた旅人として」
〇放哉
「友の夏帽が新らしい海に行かうか」
「咳をしても一人」
「海が少し見える小さい窓一つもつ」
「とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた」
「花火があがる空の方が町だよ」
2人の人生も合わせて紹介している。
2人とも人間としては本当にダメな人生を送っていて、同情の余地はない。
が、作品は今も残り、これからも残り続けるだろう。
タメになった。
お薦めです。