芝居の面白さ、教えます／日本編

５月８日（水）
井上ひさし『芝居の面白さ、教えます／日本編』（作品社）読了。

芝居の面白さ、教えます 日本編

• 作者: 井上 ひさし
• 出版社/メーカー: 作品社
• 発売日: 2023/07/19
• メディア: 単行本

小説家・劇作家の故・井上ひさしが仙台文学館で行った公開講座の記録。

取り上げられたのは、真山青果、宮沢賢治、菊池寛、三島由紀夫、安部公房。
井上ひさし氏が安部公房の戯曲をけちょんけちょんに貶すのがおもしろかった。
逆に、真山青果、宮沢賢治はほぼ絶賛。
菊池寛も、人柄は絶賛。
三島由紀夫の切腹は「書くことがなくなったから」と手厳しい。
歯に衣着せぬ発言が小気味よかった。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『湯を沸かすほどの熱い愛』の稽古21日目。
９～12場の尻取り稽古、カーテンコールの練習の後、第一回通し稽古。
第一回なのに衣裳付きだったため、早替えが間に合わないところが何か所かありました。
が、上演時間は、１時間３３分。
稽古の途中で気付いてはいたのですが、近年では非常に珍しい短さ。
ちょっと短すぎるのではないかとも思ったのですが、最近の若い人は映画も演劇も９０分以内が最適と考えているとのこと。
なので、下手に延ばさず、このまま行くことになりました。
上演時間は短めですが、中身は非常に濃くて、感涙ポイントがたくさんあります。
ぜひとも劇場に足をお運びください。
お待ちしています。