SSブログ

マルサの女 [映画]

8月11日(金)
伊丹十三監督『マルサの女』(1987年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

マルサの女 [DVD]

マルサの女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD


東京。
板倉亮子(宮本信子)は港町税務署の調査官。
一軒のラブホテルに目をつけ、オーナーの権藤英樹(山崎努)を調査するが、脱税の証拠か見つからない。
やがて、亮子は国税局査察部、通称「マルサ」に抜擢された。
上司の花村(津川雅彦)とともに、再度、権藤の調査を開始する……。

非常に有名な映画だが、今まで見逃していた。
よくできた脚本、快調なテンポの演出、達者な役者たち。
これでつまらなくなるわけがない。
30年も前の映画なので、橋爪功さんや伊東四朗さんがまだ若く、出番も1回だけの軽い扱い。
大滝秀治、芦田伸介、小林桂樹の3名優がイキイキと演じていて、うれしくなった。
参加したメンバーが全員キッチリ仕事をしている、まさに「仕事師映画」。

15MMAの『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』は本当にたった15分の芝居ですが、全編クライマックスなので、役者の消耗度が激しい。
筒井俊作も渡辺安理も、稽古が終わって家に帰ると、すぐに寝てしまう、と言っていました。
消耗度は、2時間の芝居と同じか、それ以上なのでしょう。
脚本を書いている時は、まさかここまで過酷な芝居になるとは思っていませんでした。
たったの15分ですが、とても見応えのある芝居になったと思います。
一人でも多くの人に見てほしいです。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

nice! 3