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こうふく あかの [本]

11月1日(水)
西加奈子『こうふく あかの』(小学館)読了。

こうふく あかの (小学館文庫)

こうふく あかの (小学館文庫)

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫


2007年8月。
靖男は39歳で、会社の課長。
妻の国子は美人で、結婚して今年で12年になるが、ここ3年はセックスレス。
ところが、その国子が妊娠したと言う。
相手は誰だといくら聞いても答えず、なんと、産むと言う。
靖男は離婚を考えるが、どうしても踏み切れない……。

西加奈子氏の本はこれが18冊目。
『こうふく みどりの』と対になった小説だが、中身に関連性はない。
2007年の靖男の話と並行して、2039年のプロレスラーの話が語れていく。
そのプロレスラーが何者なのかは、後半になってからわかる。
とは言え、あまりに荒唐無稽な話で、僕にはついていけなかった。

今日は10時から事務所で会議が2つ。
12時からキャラメルボックス2017年度卒業公演『クローズ・ユア・アイズ』の稽古。
4場の動き付けをやった後、1~3場を復習しました。
まだまだセリフと動きを追うのに精一杯で、テンションど低!(「どひく」と読みます)
惨憺たる出来でした。
さっさと段取りを覚えて、気持ちで演じられるようになってほしいです。
授業は17時まででしたが、その後も稽古場に残っていたら、『やってみるのだ!』のメンバーが続々到着。
18時から稽古だったのです。
『ケンジ先生』の本番を終えたばかりの、筒井俊作・左東広之・林貴子もいました。
アドリブ芝居なのに稽古するのだな、と驚きました。
19時から座・高円寺にて、日本劇作家教会の戯曲セミナー。
僕の脚本の書き方について、2時間にわたって語ってきました。
最初に「キャラメルボックスの芝居を見たことがある方は?」と聞いたら、8割ぐらいの人が手を挙げたので、あまり緊張せずに話すことができました。
僕の話がお役に立てるといいのですが。

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