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予言するアメリカ [本]

11月13日(月)
冷泉彰彦『予言するアメリカ』(朝日新書)読了。

予言するアメリカ 事件と映画にみる超大国の未来 (朝日新書)

予言するアメリカ 事件と映画にみる超大国の未来 (朝日新書)

  • 作者: 冷泉彰彦
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: 新書


アメリカ・プリンストン日本語学校高等部主任で作家の冷泉彰彦が、1998年『タイタニック』以降の映画を通して、アメリカ人の政治意識を解説する。

冷泉氏が1998年以降で重要な映画として取り上げたのが、
1998年『タイタニック』
1998年『プライベート・ライアン』
2001年『ロード・オブ・ザ・リング』
2002年『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
2002年『スパイダーマン』
2002年『ボーン・アイデンティティー』
2005年『ミュンヘン』
2008年『ダークナイト』
2012年『ゼロ・ダーク・サーティ』
上記の作品が、アメリカ人の目からどう見えたのか。
冷泉氏は自分が映画館で見た時の、他の観客の反応をリアルに語る。
アメリカ人はスクリーンに歓声を挙げ、拍手を送る。
ダメだと途中で席を立つ。
つまり、その映画が受けたか受けなかった、もろにわかるのだ。
アメリカ人は『スパイダーマン』を見ながら、どこかにツインタワーが映っていないか、探したらしい。
そして、映っていないことに安堵したらしい。
実は、撮影は9.11以前に終わっていたが、制作者がツインタワーが映っているシーンをカットしたり撮り直ししたりしていたのだ。
ツインタワーのないニューヨークで活躍する等身大のヒーロー。
『スパイダーマン』がなぜアメリカで受けたのか、よくわかった。
他にもためになる話がいっぱい。
映画好きの方に強くお薦めします。

ここ2週間は脚本執筆の追い込みのため、いろいろなことができませんでした。
床屋に行けなかったし、映画・演劇も見られなかった。
床屋は一昨日行って、サッパリしてきました。
映画もそろそろ見始めたいと思います。
昨夜、帰りにGEOに寄って、2本借りてきました。
楽しみ楽しみ。

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