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君の膵臓をたべたい [本]

2月4日(日)
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社)読了。

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2017/04/27
  • メディア: 文庫


「僕」は高校2年で、両親と3人暮らし。
読書が趣味で、他人には一切関心を払わずに生きている。
ある日、病院で文庫本を見つける。
それはクラスメートの山内桜良の日記帳で、「共病文庫」というタイトル。
桜良は膵臓の病気で、余命1年だった。
桜良は「僕」に読まれたことを知ると、積極的に話しかけてくるようになる。
病気のことを知ってるのは、家族以外では「僕」だけなので、気楽に話ができると言うのだ。
「僕」は戸惑うが、桜良のワガママに渋々付き合う……。

2015年に出版された、住野よる氏のデビュー作で、映画にもなったベストセラー。
高校生のラブストーリーで、女の子の方が難病という、まあありがちなパターンなのだが、驚くほどおもしろかった。
主人公の「僕」が、他人との接触に全く価値を感じない男で、その考え方が非常に興味深い。
そして、「僕」と、社交的な桜良との会話がやたらとおかしいのだ。
デビュー作らしき固さも感じられたが、それを上回る新鮮さと躍動感に感心した。
これは傑作と言っていいのではないか?
強くお薦めします。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の本番3日目。
ですが、僕は池袋サンシャイン劇場には行かず、新中野のキャラメルボックスの稽古場へ。
キャラメルボックス2018年度俳優オーディションの第三次審査に出席するのです。
僕は一次の書類審査は参加したのですが、二次は神奈川かもめ短編演劇祭で参加できなかった。
なので、三次に誰が来るか、全く知らない。
三次のメニューは、2キロのジョギング、ストレッチ、筋トレ、エアロビクス、発声練習、1分間の自己アピール、セリフ、面接。
一生懸命審査して、キャラメルボックスの新しい仲間を探したいと思います。

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