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視覚心理学が明かす名画の秘密 [本]

12月18日(火)
三浦佳世『視覚心理学が明かす名画の秘密』(岩波書店)読了。

視覚心理学が明かす 名画の秘密

視覚心理学が明かす 名画の秘密

  • 作者: 三浦 佳世
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/07/14
  • メディア: 単行本


九州大学名誉教授の三浦佳世が、世界の名画を視覚心理学の視点から分析・解説する。

メチャクチャためになった!
〇西洋絵画の80パーセント近くは、左上30~60度からの光が想定されている。が、カラヴァッジョの『マタイの召命』は右上から光が差している。神の光だから。
〇フェルメールの絵はリアルに見えるが、消失点が2カ所あるなど、結構ごまかしが多い。
〇西洋絵画の横顔はほとんどが左向き。しかし、ムンクの『病める子ども』、ピカソの『泣く女』、リキテンスタインの『泣く女』は右向き。その結果、不安を感じる。
などなど、おもしろい知見がいっぱい。
お薦めです。

今日から年賀状を書き始めました。
成井家では27年前に結婚した時から、年賀状は家族の写真。
今回も自宅の近くの生け垣の前で撮影しました。
一時は300枚ほど印刷していたのですが、今年は180枚。
娘も息子も、来たものに返事を出すだけで、自分からは出さなくなりました。
僕はもうしばらく続けようと思います。
さあ、続きに取りかかりますか!

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