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この世の春(上) [本]

12月19日(水)
宮部みゆき『この世の春(上)』(新潮社)読了。

この世の春 上

この世の春 上

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/08/31
  • メディア: 単行本


1710年、下野北見藩。
多紀は22歳、元作事方組頭の父・各務数右衛門と二人暮らし。
ある夜、女が子どもを抱いて、訪ねてきた。
その子は御用人頭・伊東成孝の息子・一之助、女は女中だった。
藩主・北見重興に取り入り、藩政を思いのままにしていた成孝が、家老たちによって粛清されたのだ。
重興も乱心のかどで強制的に隠居させられた。
数カ月後、多紀は藩主の別邸・五香苑に連れて行かれる。
そこには巨大な座敷牢があった。
牢に入るのは重興、多紀はその世話をすることになったのだ……。

帯に「作家生活30周年記念、サイコ&ミステリー長編作品」とあった。
『孤宿の人』の雰囲気に近い。
登場人物一人一人がじっくりと描かれるため、話はなかなか進まない。
五香苑の館守で、元江戸家老の石野織部がカッコよかった。
明らかにおじいさんなのだが、年齢は51歳。
僕より6つも年下だけど、この時代ではおじいさんなんですね。
トホホ。

キャラメルボックス2018クリスマスツアー『リトル・ドラマー・ボーイ』東京公演の本番4日目。
4ステージ目と5ステージ目。
4ステージ目が、大内厚雄の入団通算2000ステージ目でした。
キャラメルボックス劇団員としては、6人目の快挙!
今日までよく頑張りました。
この回には、辻村深月さん、オレノグラフィティ君、森山栄治君が見に来てくれました。
高校3年の息子も見に来てくれました。
息子の感想は「なかなか」。
相変わらず、あまり褒めてくれません。
役者の中では、鍛治本大樹と石森美咲がよかったそうです。

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