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「女の小箱」より 夫が見た [映画]

4月14日(日)
増村保造監督『「女の小箱」より 夫が見た』(1964年)CSで鑑賞。

女の小箱より「夫が見た」 [DVD]

女の小箱より「夫が見た」 [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD


川代誠造(川崎敬三)は、敷島化工の株式課長で、乗っ取りへの対応に追われる毎日。
妻の那美子(若尾文子)は友人の女医に「もう半年もセックスレスだ」と訴える。
女医は那美子を馴染みのクラブ「2・3」に連れていく。
「2・3」のオーナーは石塚健一郎(田宮二郎)で、マダムの西条洋子(岸田今日子)は彼の愛人だった。
そして、敷島化工の乗っ取りを企む張本人でもあった。
石塚は那美子が川代の妻だと知り、誘惑を開始する。
一方、川代も石塚の秘書のエミ(江波杏子)と愛人関係にあった……。

黒岩重吾の小説『女の小箱』を、『妻は告白する』『清作の妻』『華岡青洲の妻』の増村保造監督が映画化。
愛欲にまみれた男女を描くサスペンスで、これぞまさに大映映画という感じ。
主役は若尾文子で、その美貌と色気はまるでマリリン・モンローのよう。
ただし、モンローは陽気だが、若尾はひたすら暗い。
他の人物が金を求める中、若尾演じる「那美子」だけは一途に愛を求める。
その姿は、健気と言うより、恐ろしい。
ラストは壮絶な惨劇となり、プツリと終わる。
変なタイトルだが、完成度は高い。

去年の秋にワークショップを行った日本工学院八王子校で、またやることになりました。
5月に2回。
どちらも40人を越える出席者になりそうで、ちょっと大変です。
これが今年に入って、4つ目のワークショップ。
去年までより数が増えてきました。
しかし、僕は教えることが大好きなので、数が増えるのは大歓迎です。
元・高校教師、元・大学講師というだけでなく、教師体質なのだと思います。
僕のワークショップをご希望の方は、ぜひキャラメルボックスまでご連絡ください。
お待ちしています。

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