SSブログ

ヴィンセントが教えてくれたこと [映画]

6月24日(水)
セオドア・メルフィ監督『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014年)Netflixで鑑賞。



ヴィンセント・マッケンナ(ビル・マーレイ)は独り暮らしの偏屈な老人。
酒と競馬が好きで、妊婦の売春婦ダカ・パリモヴァ(ナオミ・ワッツ)が定期的に訪ねてくる。
ある日、彼の隣の家に、医療技師のマギー・ブロンスタイン(メリッサ・マッカーシー)と、その息子の小学生オリヴァー(ジェイデン・リーバハー)が引っ越してくる。
オリヴァーは転校早々、イジメに遭う。
ヴィンセントはマギーに頼まれ、オリヴァーのベビー・シッターを引き受ける。
オリヴァーは学校の課題で、「聖人」について調べることになる……。

原題は『St. Vincent』。
ラスト、オリヴァーは発表会で、自分の身近な「聖人」として、ヴィンセントの人生を語る。
ヴィンセントには8年前に認知症で施設に入った妻がいて、毎週1回、洗濯物を届けに通っていた。
自堕落な生活をしながら、しかし、妻のことは愛し続けていたのだ。
ビル・マーレイがそのまんまじゃないかと思えるほど、ダメ老人のヴィンセントを好演。
ナオミ・ワッツも妊婦の売春婦を飄々と演じていて、感心した。
お薦めです。

ヴィンセント1.jpg
ヴィンセント2.jpg

今日は西葛西の東京放送芸術&映画俳優専門学校のワークショップの8回目。
3年生の4回目。
成井豊+真柴あずき『ジャングル・ジャンクション』の4場のドラマ・リーディングをやりました。
テーマは、パロディを演じること。
生徒のみんなはこの手の台本をやったことがなかったようで、初めのうちは戸惑っていました。
しかし、『銀魂』や劇団新感線を例に挙げ、型を演じることを遊ぶ、という演技法を説明すると、徐々にテンションが上がって、おもしろくなっていきました。
来週も配役を変えて、もう一度やる予定です。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2