不自由な心 [本]
6月26日(金)
白石一文『不自由な心』(角川文庫)読了。
江川一郎は大手企業の総務部に勤めるサラリーマン。
ある日、妹の祥子が相談にやってくる。
夫の森山啓介が同僚の一力真希と浮気していると言う。
啓介は一郎の部下で、真希のことももちろん知っていた。
一郎は啓介と話してみると約束したが、内心、苦いものを感じていた。
一郎の妻はかつて、一郎の浮気が原因で事故に遭い、今も障害で苦しんでいた……。
短編5つを収録した短編集で、上記は表題作の『不自由な心』。
なんとまあ、5つとも「不倫」をテーマにした小説で、読むのが非常に辛かった。
不倫の当事者は常に嘘をついていて、心は常に不安定。
それが読む方にも伝わって、読書が楽しめないのだ。
まあ、これは僕だけかもしれないが。
しかし、さすがは白石氏、どれも一筋縄では行かない小説で、ことごとく先読みを覆された。
そういう意味では、楽しめたのかもしれない。
白石一文『不自由な心』(角川文庫)読了。
江川一郎は大手企業の総務部に勤めるサラリーマン。
ある日、妹の祥子が相談にやってくる。
夫の森山啓介が同僚の一力真希と浮気していると言う。
啓介は一郎の部下で、真希のことももちろん知っていた。
一郎は啓介と話してみると約束したが、内心、苦いものを感じていた。
一郎の妻はかつて、一郎の浮気が原因で事故に遭い、今も障害で苦しんでいた……。
短編5つを収録した短編集で、上記は表題作の『不自由な心』。
なんとまあ、5つとも「不倫」をテーマにした小説で、読むのが非常に辛かった。
不倫の当事者は常に嘘をついていて、心は常に不安定。
それが読む方にも伝わって、読書が楽しめないのだ。
まあ、これは僕だけかもしれないが。
しかし、さすがは白石氏、どれも一筋縄では行かない小説で、ことごとく先読みを覆された。
そういう意味では、楽しめたのかもしれない。
2020-06-26 18:01
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