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アクティブラーニング [本]

8月25日(火)
小針誠『アクティブラーニング』(講談社現代新書)読了。

アクティブラーニング 学校教育の理想と現実 (講談社現代新書)

アクティブラーニング 学校教育の理想と現実 (講談社現代新書)

  • 作者: 小針誠
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: Kindle版


青山学院大学教育人間科学部准教授の小針誠が、「アクティブラーニング」の意味・歴史・問題点を解説する。

「アクティブラーニング」とは、子供たちの生きる力を育むための「主体的・対話的で深い学び」のこと。
教師が生徒に対して一方的に講義し、知識を詰め込むだけの授業に対する批判から、今日、推奨されている授業法。
具体的には、生徒が自分で調べたり、グルーブで調べたり、ディスカッションしたりして、自主的に学んでいくスタイル。
教師はその援助を行なうファシリテーターの役割を担う。
日本の近代教育においては、詰め込み教育の時代と、アクティブラーニングの時代が交互にやってきた。
詰め込み教育では生徒の自主性が育ちにくい。
が、アクティブラーニングでは一定時間内に習得できる知識量が決定的に少ないため、PISAなど国際比較される学力テストでは点数が取れない。
日本の教育はこの二つの間を振り子のように揺れ動いてきた。
が、どちらにも長所と短所があり、どっちを選んでもいずれは問題が出てくるのだ。
僕は1961年生まれで、詰め込み教育の時代に育ったので、小中の義務教育までは、詰め込み教育でいいと考えている。
とにかく基礎知識・基礎学力を徹底的に叩き込むのだ。
ケーキが三等分できない大人にならないように。

ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』、今日から小屋入りです。
池袋サンシャイン劇場で、朝9時から仕込み開始。
僕はキャラメルボックス俳優教室実践科の授業が終わってから、駆けつけました。
14時、舞台では大道具の立て込みが始まっていました。
18時にはほぼ完成。
とても素敵な美術で、演出家としては非常にうれしい。
まさに「かがみの孤城」そのものですよ!
お楽しみに!

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