SSブログ

カササギ殺人事件(上) [本]

3月21日(日)
アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件(上)』(創元推理文庫)読了。

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: Kindle版


1955年7月、イギリス、サマセット州、サクスビー・オン・エイヴォン。
准男爵サー・マグナス・パイの屋敷で、家政婦のメアリ・ブラキストンの遺体が発見される。
掃除中に二階から落ちたらしい。
その3日前、彼女は息子のロバートとパブの前で口論し、ロバートから「おふくろなんか、ぽっくり死んでくれたらありがたいのにな」と言われた。
村中に、メアリはロバートに殺されたのではないかとの噂が広がる。
ロバートの婚約者のジョイ・サンダーリングはロンドンへ行き、名探偵アティカス・ピュントに助けを求めるが、すげなく断られる。
ところが、その数日後、今度はサー・マグナス・パイが、屋敷の玄関ホールで鎧の剣で首をはねられて死んでいるのを発見された。
アティカスは直ちにサクスビー・オン・エイヴォンへ向かった……。

原題は『Magpie Murders』。
このミステリーがすごい!、週刊文春ミステリーベスト10、本格ミステリ・ベスト10、ミステリが読みたい!の4冠を達成し、2019年本屋大賞翻訳小説部門第1位まで受賞した傑作ミステリー。
現代の編集者を主人公にした短いプロローグの後、アラン・コンウェイという作家の、名探偵アティカス・ピュントのシリーズの第七作『カササギ殺人事件』が始まる。
上巻はこの小説内小説の結末の直前、ピュントが謎を解いた、しかし、他の人間にはまだ説明していない、というところで終わってしまう。
これほど続きが気になる終わり方が他にあるだろうか?
下巻が楽しみ。

成井硝子店・第一回公演振替公演『ゲキジョ!』の本番5日目。
12時より7ステージ目、17時より8ステージ目、恙なく終了しました。
7ステージ目にはキャラメルボックスの関根翔太、8ステージ目には筒井俊作が見に来てくれました。
昨日今日と2ステージが続きましたが、役者たちは元気。
芝居の評判も良く、幸せな毎日です。
残り2日、皆様のご来場を心よりお待ちしています。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0