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星のように離れて雨のように散った [本]

4月15日(金)
島本理生『星のように離れて雨のように散った』(文芸春秋)読了。

星のように離れて雨のように散った

星のように離れて雨のように散った

  • 作者: 島本 理生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/07/28
  • メディア: 単行本


原春(はら・はる)は国文科の大学院生。
修論として、小説と小論文を執筆中。
小説は、失踪した父の書きかけを完成させようと思っている。
小論文は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の改稿の理由を探るつもり。
しかし、なかなか捗らない。
そんな時、恋人の亜紀君から、結婚したいと言われた‥‥。

2018年に『ファースト・ラブ』で直木賞受賞した島本理生氏の最新作。
結婚と就職に揺れる女子大学院生の心を描く。
その心理は非常に繊細で、女性にしか書けない、ひょっとすると島本氏にしか書けない小説だと思った。
お薦めです。

辻村深月シアター『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』の稽古11日目。
『かがみの孤城』の稽古5日目。
1・6・7・8場の立ち稽古をしました。
岡田達也が「若い先生」役を演じようとして、悪戦苦闘していました。
ダメ出しで、「30代でいいよ」と言っておきました。

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