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地の星/なでし子物語 [本]

12月1日(木)
伊吹有喜『地の星/なでし子物語』(ポプラ社)読了。

地の星 なでし子物語 (ポプラ文庫 い 4-5)

地の星 なでし子物語 (ポプラ文庫 い 4-5)

  • 作者: 伊吹 有喜
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2022/08/04
  • メディア: 文庫


前作から18年後の、1998年。
静岡県、天竜川の上流の峰生。
耀子は28歳になり、遠藤龍巳の孫、照子の息子である龍一郎と結婚し、常夏荘の女主人「おあんさん」になっていた。
照子は「大奥様」として、耀子を支えていた。
耀子と龍一郎の間には、娘の瀬里がいた。
龍一郎は遠藤家の当主となったが、経営悪化のため、常夏荘を売ろうとしていた。
耀子は「自立・自律」するため、「ミネマエ・スーパーストア」でパートとして働いていた‥‥。

『なでし子物語』シリーズの第2作。
「耀子」は前作で相手役だった「立海」と結婚するのかと思っていたら、前作ではほとんど登場しなかった「龍一郎」と結婚していた。
その時の経緯はあまり詳しく描かれず、消化不良。
「立海」は前半全く登場せず、専ら「ミネマエ・スーパーストア」で働く「耀子」が描かれる。
まるで、お仕事小説のように。
何とも変わった続編だが、前作で出会った人々のその後を知ることができたので、それなりに楽しめた。
第3作も楽しみ。
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