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しろがねの葉 [本]

7月23日(日)
千早茜『しろがねの葉』(新潮社)読了。

しろがねの葉

しろがねの葉

  • 作者: 千早茜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2022/09/29
  • メディア: Kindle版


戦国時代末期。
ウメは小作農家の娘で、まだ幼い。
ある夜、一家で村から逃げ出すが、両親は追手に捕まる。
ウメは山中を放浪し、喜兵衛という男に拾われる。
喜兵衛は石見銀山の山師だった。
ウメは、喜兵衛から銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。
が、関ケ原の合戦に勝利した徳川家の支配強化により、喜兵衛は生気を失っていく‥‥。

第168回直木賞受賞作。
石見銀山の、シルバーラッシュの時代を描く。
当時は、世界の三分の一の銀を産出していたらしい。
何もかもが初耳の話ばかりで、とてもタメになった。
物語としても楽しめた。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『嵐になるまで待って』本番2日目。
上演時間は2時間00分34秒。
昨日よりちょっとだけ長くなってしまいました。
実は重大なミスが一つあったのですが、他は問題なく進み、結果的にはおもしろい芝居になりました。
昨日と同じく、カーテンコールの後、アンコールが3回。
キャラメルボックスの岡田達也、西川浩幸、大森美紀子が見に来てくれました。


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