痴人の愛：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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痴人の愛　[映画] [編集]

１月２９日（月）
ジョン・クロムウェル監督『痴人の愛』（１９３４年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: ファーストトレーディング
発売日: 2006/12/14
メディア: DVD

医学生のフィリップ・ケリー（レスリー・ハワード）は、友人からウェイトレスのミルドレッド・ロジャース（ベティ・デイヴィス）との仲立ちを頼まれる。
友人は彼女の性格の悪さに気付き、すぐに手を引くが、ケリーは彼女に一目惚れしてしまう。
すぐにデートを申し込んだが、彼女の態度は素っ気なかった。
そこで真剣に結婚を申し込むと、彼女は金持ちのミラーと婚約したと言って去る。
傷心のケリーを、友人のノラ（ケイ・ジョンソン）が慰める。
彼女はケリーに愛を告白するが、彼はミルドレットが忘れられない‥‥。

原題は『Of Human Bondage』。
サマセット・モームの小説『人間の絆』の映画化。
蓮っ葉でプライドが高くてコケティッシュな娘から、人生に疲れ死にかけた中年女までを、ベティ・デイヴィスが見事に演じ分けている。
デイヴィスは1934年度のアカデミー主演女優賞にはノミネートされなかったが、そのことに抗議が殺到し、アカデミー協会員のデイヴィスへの投票は認められたらしい。
この一作でベティはスターとなり、演技派との評価を得た。