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もっと知りたいパウル・クレー [本]

5月15日(火)
新藤真知『もっと知りたいパウル・クレー』(東京美術)読了。

もっと知りたいパウル・クレー ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいパウル・クレー ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 新藤 真知
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 単行本


日本パウル・クレー協会代表の新藤真知が、スイス人画家パウル・クレーの生涯と作品を解説する。

1879年、スイスのベルン生まれ。
1900年、ミュンヘン美術学校に入学。
1910年、初の個展。
1912年、カンディンスキーと知り合い、青騎士の展覧会に参加。ミュンヘン新分離派のメンバーとなる。
1916年、ドイツ軍に召集される。
1920年、ドイツの総合工芸学校バウハウスの教授となる。
1933年、ナチスの迫害を避けて、スイスへ亡命。
1940年、死去。
パウル・クレーはヴァイオリンの名手で、音楽を美術で描くことに苦心をしたらしい。
当然、絵は抽象的になる。
代表作は、『パルナッソスへ』『ドゥルマカラ島』『本通りと脇道』『セネキオ』などなど。
よくわからない絵が多いが、色が抜群に美しい。

10時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
みんなの成長が早く、パワースピーチも台本練習もおもしろかった。
17時より、キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の場当たり。
快調に進み、全5場中4場の途中まで終わりました。
全く関係ありませんが、この5日間で、本を11冊読みました。
まだこのブログに書いていない本が6冊もあります。
なので、明日の朝も更新します。

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私をくいとめて [本]

5月15日(火)
綿矢りさ『私をくいとめて』(朝日新聞出版)読了。

私をくいとめて

私をくいとめて

  • 作者: 綿矢りさ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: 単行本


黒田みつ子は32歳のOLで独り暮らし。
恋人はいないが、頭の中に理想の男性Aがいる。
Aはみつ子が困った時、いつも相談相手になってくれる。
みつ子の部屋に、托鉢に来る男がいた。
取引先の会社に勤める多田という男で、みつ子の部屋の近所に住んでいて、たまに夕食のおかげをもらいに来るのだ。
しかし、みつ子には多田が恋愛の対象とは思えない……。

綿矢りさ氏の本はこれが10冊目。
32歳の「おひとりさま」の日常を描く。
この人の書く小説は、一つ一つのエピソードのセンスがいいので、とても楽しめる。
が、ラストで首を捻ることも多い。
この小説も、ラストがあまりにもハッピーエンドすぎて、やはり首を捻ってしまった。
んー、残念。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の仕込み2日目。
ですが、僕は10時からキャラメルボックス俳優教室の授業。
15時までやって、サイシャイン劇場に駆けつけます。
なんと、場当たり開始が16時なのです。
それでは行ってきます!

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もっと知りたいルノワール [本]

5月14日(月)
島田紀夫『もっと知りたいルノワール』(東京美術)読了。

もっと知りたいルノワール―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいルノワール―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 島田 紀夫
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2009/12/20
  • メディア: 単行本


ブリジストン美術館館長の島田紀夫が、19世紀のフランス人画家ジャン・ルノワールの生涯と作品を解説する。

1841年、フランス中部の町リモージュ生まれ。父は仕立屋、母はお針子で、7人兄弟の6番目。
1844年、一家でパリへ引っ越す。
1854年、磁器工房の見習工となる。
1861年、シャルル・グレールの自由画塾に入る。
1862年、エコール・デ・ボザール(官立美術学校)に入学。モネ、シスレー、バジールらと知り合う。
1864年、サロンに初入選。
1874年、第一回印象派展に出品。
1883年、デュラン=リュエル画廊で初の個展を開催。
1919年、死去。
印象派のメンバーとはみんな親しかったが、その中でも特に親密だったのが、モネとセザンヌだった。
特にモネの影響は大きかった。
ラファエロのことは最初バカにしていたが、イタリアで実物を見て、衝撃を受けたらしい。
ピカソほどではないが、ルノワールも時代によって手法を次々と変えていった。
長命だったため、作品の点数が膨大を4000を越えるらしい。
僕はやはり『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像』が好きだが、『ロメーヌ・ラコー嬢』『ルグラン嬢の肖像』『ジュリー・マネ』など、少女を描いた作品はみんなすばらしい。
一方、晩年の裸婦像はどれもふくよかすぎて、ついていけない。
とは言え、この人の絵の柔らかさ、優しさは大好きだ。

今日はキャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の仕込み1日目。
しかし、僕は9時から、歯医者。
11時から、日本演出者協会の理事会。
サンシャイン劇場に行ったのは、14時でした。
ちょうど装置の立て込みが始まったところ。
で、16時から劇場ロビーでカンフェティの取材。
三浦剛と二人で、『エンジェルボール』についてのインタビューを受けました。
初主演の三浦は意欲満々。
『無伴奏ソナタ』の初日はまだ開いてないのに、『エンジェルボール』の稽古が楽しみになってきました。
明日は夕方から場当たり。
最後の詰め、しっかりやりたいと思います。

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大きな鳥にさらわれないよう [本]

5月13日(日)
川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』(講談社)読了。

大きな鳥にさらわれないよう

大きな鳥にさらわれないよう

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本


「わたし」は行子さんと子供を育てる仕事をしている。
5年前に結婚した夫は、工場で働いている。
工場では、食料や人間を作っている。
夫は4度目の結婚で、最初の妻は鼠由来、次は馬由来、三番目はカンガルー由来の人間だった。
やがて夫が亡くなり、夫がイルカ由来の人間だったことかわかる……。

川上弘美氏の本は36冊目。
はるかな未来を舞台にした物語で、14の章が独立した短編になっている。
人類は絶滅の危機に瀕している。
なぜそうなったのかは、12番目の章『運命』で明らかになる。
SFのような、純文学のような、お伽話のような、不思議な小説。

今日は13時より、西葛西の東京放送芸術&映画俳優専門学校のワークショップ。
2年生の1回目。
32人の生徒が参加してくれました。
コーチは同校の卒業生の元木諒。
メニューはリズム練習、発声練習、台本練習で、合計4時間。
発声練習の最後にやったリトミックは全員完璧で、ちょっと驚いてしまいました。
台本練習のテキストは、『ブリザード・ミュージック』の1場。
かなり難しいテキストですが、今年の2年生は優秀なのか、結構健闘していました。
今日は読み合わせだけでしたが、2回目は動いてやってもらおうと思います。
と言っても、1カ月も先ですけど。

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もっと知りたいルドン [本]

5月12日(土)
山本敦子『もっと知りたいルドン』(東京美術)読了。

もっと知りたいルドン―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいルドン―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 山本 敦子
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2011/10/30
  • メディア: 単行本


岐阜美術館学芸部長の山本敦子が、19世紀のフランス人画家オディロン・ルドンの生涯と作品を解説する。

オディロン・ルドンは1840年、フランスのボルドー市生まれ。
1864年、ジャン=レオン・ジェロームの私設アトリエに入門。
1868年、サロンに油彩画1点が入選。
1886年、第8回印象派展に出品。
1894年、デュラン=リュエル画廊で、大規模な個展が開催される。
1903年、レジオン・ドヌール勲章を受ける。
1920年、自宅で死去。
ルドンは印象派と同時代の画家だが、ウジェーヌ・ドラクロワ、ギュスターブ・モロー、エドガー・アラン・ポー、シャルル・ボードレールの影響を受け、幻想的、象徴的な絵画を描き続けた。
ポール・ゴーギャンと親しく、ナビ派の画家たちに慕われた。
代表作は、「グラン・ブーケ」「オフィーリア」「アポロンの戦車」「オルフェウス」「ヴィオレット・ハイマンの肖像」「キュクロプス」など。
石版画集『夢のなかで』の中の『笑う蜘蛛』がムチャクチャ気持ち悪かった。
夢に出てきそう……。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の稽古24日目、最終日。
歌とパフォーマンスの復習をした後、第四回通し稽古。
上演時間は33秒伸びて、1時間48分27秒。
伸びたけど、これくらいのタイムがちょうどよいのではないかと思いました。
これで稽古は終了。
やるべきことはすべてやりました。
初演・再演に負けない、おもしろい芝居が作れたと思います。
だから、一人でも多くの人に見てほしい。
初日は5月16日。
池袋サンシャイン劇場でお待ちしています。


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シャイニング(下) [本]

5月11日(金)
スティーヴン・キング『シャイニング(下)』(文春文庫)読了。

新装版 シャイニング (下) (文春文庫)

新装版 シャイニング (下) (文春文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: 文庫


9月30日。
元高校教師のジャックは、妻のウェンディ、5歳の息子のダニーとともにコロラド山中のオーバールックホテルへ行き、管理人として暮らし始める。
やがて、ホテルは雪に閉ざされた。
電話も雪で不通となった。
ジャックは地下のボイラー室で、ホテルの昔の書類を発見。
その中に、ホテルの歴史を綴ったスクラップブックがあった。
それによれば、100年近いホテルの歴史には、様々な陰惨な事件があった。
一方、料理長のハローランから「217号室には絶対に入るな」と言われたダニーは、217号室が気になって仕方がなかった。
そしてとうとう、両親に黙って、一人で入ってしまう……。

この小説は、いわゆる「幽霊屋敷」ものの最高傑作と言われている。
が、事件らしい事件は、長い長いクライマックスの1回だけ。
それまではひたすら不穏な雰囲気を漂わせるのみ。
いくらキングでも、これはちょっともったいつけすぎではないか?
おもしろい物語が読みたい僕としては少々不満だった。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の稽古23日目。
歌とパフォーマンスの復習、2場前半と3場の復習の後、第三回通し稽古。
上演時間は20秒ちょっと伸びたけど、まだ1時間48分弱。
昨日速すぎた部分が適度なテンポになり、見やすくなりました。
稽古は残り1日、さらに上を目指して頑張ります!
アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』の情報が解禁になりました。
『エンジェルボール』の第一稿が書き上がって、次に取りかかったのがこの脚本。
今、絶賛構想中です。
1本目に負けない、熱い、おもしろい芝居にしたいと思います。
再び西浦のメンバーたちに会えるのがとってもうれしい!
こっちも頑張ります!

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ハーフネルソン [映画]

5月11日(金)
ライアン・フレック監督『ハーフネルソン』(2006年)WOWOWで鑑賞。

ハーフネルソン [DVD]

ハーフネルソン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


アメリカ、ブルックリン。
ダン・デューン(ライアン・ゴズリング)は、黒人やヒスパニックの子供たちが通う中学で歴史を教えている教師。
ある日、学校のトイレの個室でドラッグを吸っているところを、女子生徒ドレイ(シャリーカ・エップス)に見つかってしまう。
ドレイの兄は麻薬売買の罪で刑務所にいた。
ドレイは兄の友人で、麻薬の売人をしているフランク(アンソニー・マッキー)と仲がよかった。
ダンは自分が麻薬中毒であるにもかかわらず、ドレイにフランクと付き合うなと言った……。

ライアン・ゴズリングはこの映画でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
が、彼が麻薬に溺れる理由がわからず、感情移入できなかった。

昨日は妻と二人で、東京国立博物館へ行き、「名作誕生/つながる日本美術」展を見てきました。
東京国立博物館へ行ったのは初めてで、その広さに驚きました。
広大な敷地に、大きな建物がいくつも建っている。
「名作誕生」展は一番奥の平成館で開催されていました。
雪舟、宗達、若冲などの名作が見られて、大満足。
長谷川等伯の「松林図屏風」も楽しみにしていたのですが、期間の前半のみの展示で、見ることができませんでした。
うーん、残念。
「名作誕生」展は5月27日まで開催中です。

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オルセー美術館の名画101選 [本]

5月10日(木)
島田紀夫『オルセー美術館の名画101選』(小学館)読了。



ブリジストン美術館館長の島田紀夫が、パリのオルセー美術館の名画101を紹介する。

パリには3つの大きな国立美術館がある。
ルーヴル美術館、ポンピドゥーセンターの近代美術館、そして、オルセー美術館。
オルセーは、開館が1986年とまだ新しいが、中身は充実している。
ギュスターヴ・クールベ『画家のアトリエ』
ジャン=フランソワ・ミレー『落穂拾い』『晩鐘』『羊飼いの少女』
エドゥアール・マネ『草上の昼食』『オランピア』『笛を吹く少年』
クロード・モネ『アルジャントゥイユのヒナゲシ』『サン=ラザール駅』『戸外の人物試作(日傘の女性)』『積み藁、夏の終わり、朝の効果』『ルーアン大聖堂、扉口とアルバーヌ塔、満ちる光』
ピエール・オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』『田舎のダンス』
エドガー・ドガ『バレエ(エトワール)』
ベルト・モリゾ『ゆりかご』
ポール・セザンヌ『リンゴとオレンジ』
フィンセント・ファン・ゴッホ『オヴェールの教会』『自画像』
などなど、凄い作品がいっぱい。
去年の「オルセー美術館展」、忙しくて見に行けなかったのが残念でならない。
でも、この本が読めて、とても満足。
お薦めです。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の稽古22日目。
歌とパフォーマンスを復習し、細かい部分の手直しをし、早替えの練習をした後、18時より第二回通し稽古。
役者たちが時間短縮のためにペースを上げてくれたので、非常に快調なテンポで進みました。
部分的にはちょっと速すぎるところもあった。
で、上演時間は2分22秒短縮して、1時間47分37秒。
目標は達成できたけれど、もう少しゆっくりでもいいと思いました。
タイムだけでなく、芝居の中身も確実に進歩。
今日もちょっと泣いてしまいました。
稽古は残り2日、全力で頑張ります!

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シャイニング(上) [本]

5月9日(水)
スティーヴン・キング『シャイニング(上)』(文春文庫)読了。

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: 文庫


ジャック・トランスは元高校教師。
生徒を殴って退職となり、ホテルの冬季の管理人に応募する。
それは、コロラド山中にある、古い歴史を持つ「景観荘(オーバールック)ホテル」。
毎年、9月30日から5月15日まで閉鎖されるため、管理人が住み込みで管理する。
人里離れた豪雪地帯にあるため、冬は数カ月の間、ホテルから外に出られなくなる。
ジャックは妻のウェンディ、5歳の息子ダニーとともにホテルに向かう。
ダニーには、他人の心や未来がわかる能力があった。
ホテルの料理長のハローランは同じ能力の持ち主で、これは「かがやき(シャイニング)」と言うのだとダニーに教えてくれた。
そして、何かあったら、いつでも俺を呼べ、必ず助けに行くと約束した……。

スタンリー・キューブリック監督が映画化したものは昔見た。
が、話の中身は大分違うようだ。
キングはこの映画に怒り、自分で映画化をやり直したと聞く。
キング・ファンの間では評価の高い小説だが、いつにも増して、話がなかなか進まないので、非常にイライラした。
普通の作家なら、上下巻でなく、1冊で書くはずだ。
ま、これがキングなんですけどね。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の稽古21日目。
5場の復習とカーテンコールの段取り決めをやった後、18時から第一回通し稽古。
最初は固かったけど、尻上がりに調子を上げ、4場以降は見事に盛り上がり、見ている僕は泣きっぱなしでした。
上演時間は1時間49分59秒。
目標は1時間50分だったので、ギリギリ達成!
しかし、前半はやや遅かったし、ミスもあったし、時間を取るわりにおもしろくないギャグもあったので、あと1分から1分半は削れるはず。
1時間48分を目指して、明日以降、頑張っていきたいと思います。

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緑はよみがえる [映画]

5月8日(水)
エルマンノ・オルミ監督『緑はよみがえる』(2014年)WOWOWで鑑賞。

緑はよみがえる [DVD]

緑はよみがえる [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


1917年冬、第一次世界大戦の末期、イタリア北部のアジアーゴ高原。
イタリア軍は雪原に塹壕を堀り、オーストリア軍と対峙していた。
そこへ、少佐(クラウディオ・サンタマリア)と若い中尉(アレッサンドロ・スペルドゥティ)が司令部からの命令を伝えにやってきた。
隊を率いる大尉(フランチェスコ・フォルミケッティ)は風邪で寝込んでいた。
兵士の半分近くも同様だった。
が、司令部からの命令は、近くの廃墟へ移動し、通信を送ること。
大尉は一人の兵士を塹壕から送り出すが、わずか数メートルで敵に撃ち殺されてしまう……。

エルマンノ・オルミ監督はイタリアの名匠だが、昨日の新聞に訃報が載っていた。
僕は、この監督の映画を見るのは初めて。
この映画は監督のおじいさんの体験が元になっているらしい。
が、77分と短く、中身も状況を描くのみでドラマがなく、物足りなかった。
代表作の『木靴の樹』を見てみたい。

キャラメルボックス2018サマーツアー『エンジェルボール』の情報が公開されました。
先日、脚本の第一稿が書き上がったのは、この『エンジェルボール』です。
原作は飛騨俊吾氏の小説『エンジェルボール』(双葉文庫)。
全4巻と長い小説なので、今回は前半の1・2巻を舞台化します。
主人公は42歳のトラック運転手「寺谷和章」。
天使から「ボールを自分の思い通りに投げる力」を授かり、プロ野球選手になります。
「寺谷」役は、現在42歳で、小学校から大学まで野球をやっていた(しかもピッチャー!)、三浦剛。
三浦にとってはこれが初主演ですが、まさに三浦にしかできない役。
三浦の奮闘を大いに期待したいと思います。
お楽しみに!

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