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ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた [本]

10月14日(金)
青山通『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(アルテスパブリッシング)読了。

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (新潮文庫)

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (新潮文庫)

  • 作者: 青山 通
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: 文庫


元・音楽之友社社員の青山通が、『ウルトラセブン』最終回の衝撃から始まる、自身のクラシック歴を語る。

『ウルトラセブン』の初回放送は、1967年10月1日から、1968年9月8日。
1968年9月8日の最終回のラストシーンで流れたのが、
〇シューマン作曲『ピアノ協奏曲第一楽章』
〇ピアノ/ディヌ・リパッティ
〇指揮/ヘルベルト・フォン・カラヤン
〇演奏/フィルハーモニア管弦楽団
〇1948年録音
1960年生まれで、当時7歳だった青山通氏は、激しい衝撃を受けたが、その曲が何なのか、全く知らなかった。
が、当時は録画もできず、ネットもなく、正体の調べようがなかった。
曲名がわかったのが、再放送の1973年。
すぐにLPを買ったが、自分の記憶と全く違う。
確かにこの曲のはずなのに、と悩んだ。
演奏者が変わると、違う曲に聞こえることを知らなかったのだ。
別のLPを買っても、やっぱり違う。
1975年、友達の家で、友達のお兄さんがかけてくれたLPを聞いて、「これだ!」。
実に8年も探して、ようやく正体を掴んだ。
が、その過程で、音楽を聞く耳と頭と心を手に入れた。
すべては、ウルトラセブンのおかげ。
先日読んだ『ウルトラセブン』の作曲者・冬木透氏の本『ウルトラ音楽術』は、青山氏が冬木氏にインタビューしたもの。
あっちもおもしろかったが、こっちも楽しめた。
お薦めです。

ウルトラセブン・クラシック

ウルトラセブン・クラシック

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2013/11/27
  • メディア: CD



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深夜の告白 [映画]

10月14日(金)
ビリー・ワイルダー監督『深夜の告白』(1944年)AmazonPrimeで鑑賞。

深夜の告白 [DVD]

深夜の告白 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2011/02/15
  • メディア: DVD


1938年7月、ロサンゼルス。
深夜、保険会社のビルで、外交員のウォルター・ネフ(フレッド・マクマレイ)が、ディクタフォン(事務用録音機)に告白を始める。
5月、ネフは実業家ディートリクスンの邸宅で、美貌の後妻フィリス(バーバラ・スタンウィック)に出逢う。
フィリスに誘惑されたネフは、ディートリクスンに倍額保険をかけ、殺害する計画を立てる。
計画は成功し、ディートリクスンの死は列車転落事故として処理され、保険金殺人は完全に成功したと思われた。
が、ネフの同僚の調査員バートン・キーズ(エドワード・G・ロビンソン)は、ディートリクスンの死に疑問を抱く‥‥。

原題は『Double Indemnity』。
2回目の鑑賞。
ジェームズ・M・ケインの1936年の小説『倍額保険』を映画化。
「倍額保険」とは、自動車など他の交通機関に比べて乗車中の危険率が低い鉄道で死亡事故が起きた場合、通常の生命保険契約の倍の保険金が支払われる保険のこと。
脚本はなんと、ビリー・ワイルダー監督と、ハードボイルド作家レイモンド・チャンドラーの共作。
その質は極めて高く、この映画はフィルム・ノワールの傑作と評価されている。
実際、2回目でも十分に楽しめた。
バーバラ・スタインウィックが美しい。
が、特筆すべきはエドワード・G ・ロビンソンで、その存在感と味は圧倒的。
今で言えば、モーガン・フリーマンというところか。
お薦めです。

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私は殺される [映画]

10月14日(金)
アナトール・リトヴァク監督『私は殺される』(1947年)AmazonPrimeで鑑賞。

私は殺される [DVD]

私は殺される [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2009/12/25
  • メディア: DVD


レオナ・スティーヴンソン(バーバラ・スタインウィック)は裕福な実業家ジェームズ・コターレルの娘で、わがままだが病弱。
ヘンリー(バート・ランカスター)と結婚したが、今は寝たきりの生活。
ある日、電話の混線で、2人の男が殺人を計画していることを聞き知る。
レオナは電話会社と警察に連絡するが、具体的な情報に乏しいため、相手にしてもらえない。
ヘンリーに電話するが、会社に不在。
その頃、ヘンリーは、高校時代の恋人のサリー・ロード(アン・リチャーズ)と会っていた‥‥。

原題は『Sorry, Wrong Number』。
原作・脚本はルシール・フレッチャーで、彼女の30分のラジオドラマを映画化したもの。
モノクロで、89分。
ヒロインのバーバラ・スタインウィックは、この映画で4度目のアカデミー賞主演女優賞候補になった。
が、加齢と、寝たきりという設定のため、かつての輝くばかりの美貌はない。
バート・ランカスターはミステリアスで、魅力的だった。
話は、「電話の混線で、偶然、自分を殺す計画を聞いてしまう」という設定が、都合が良すぎて信じられなかった。
ゆえに、ノレなかった。

バート・ランカスター―不屈のタフガイ・スター (シネアルバム (92))

バート・ランカスター―不屈のタフガイ・スター (シネアルバム (92))

  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 2022/10/14
  • メディア: 単行本



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カラー版・妙な線路大研究/首都圏編 [本]

10月13日(木)
竹内正浩『カラー版・妙な線路大研究/首都圏編』(じっぴコンパクト新書)読了。

妙な線路大研究 首都圏篇 (じっぴコンパクト新書)

妙な線路大研究 首都圏篇 (じっぴコンパクト新書)

  • 作者: 竹内 正浩
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2021/09/06
  • メディア: 新書


文筆家・歴史探訪家の竹内正浩が、首都圏にある「妙な線路」を、文章と写真と地図で解説する。

『妙な線路大研究/東京編』に続く、第二作。
取り上げられた「妙な線路」は、
〇なぜ品川~大崎は急カーブなのか?
〇なぜ両毛線はジグザグの路線なのか?
〇なぜ西武新宿線と西武池袋線は途中で交差するのか?
〇なぜ武蔵小杉に鉄道が集中するのか?
〇なぜ京葉線だけ東京駅と直交しているのか?
などなど。
61年間、西武線沿線で暮らしてきたので、西武線の話は非常に興味深かった。
お薦めです。

妙な線路大研究 東京篇 (じっぴコンパクト新書)

妙な線路大研究 東京篇 (じっぴコンパクト新書)

  • 作者: 竹内 正浩
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2021/02/19
  • メディア: Kindle版



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よろしくともだち [本]

10月13日(木)
内田麟太郎+降矢なな『よろしくともだち』(偕成社)読了。

よろしくともだち (「おれたち、ともだち! 」絵本)

よろしくともだち (「おれたち、ともだち! 」絵本)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2012/05/08
  • メディア: 単行本


内田麟太郎+降矢なな『いつだってともだち』(偕成社)読了。

いつだって ともだち (おれたち、ともだち!)

いつだって ともだち (おれたち、ともだち!)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2016/02/20
  • メディア: 単行本


武田美穂『あ・さ・ご・は・ん!』(ほるぷ出版)読了。

あ・さ・ご・は・ん! (ほるぷ創作絵本)

あ・さ・ご・は・ん! (ほるぷ創作絵本)

  • 作者: 武田 美穂
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2021/12/07
  • メディア: 単行本


『よろしくともだち』は、内田麟太郎+降矢なな『ともだちや』シリーズの11作目。
『いつだってともだち』は、同シリーズの12作目。
『あ・さ・ご・は・ん!』は、『となりのせきのますだくん』で有名な武田美穂さんのオリジナル絵本。
武田美穂氏は、1959年、東京生まれ。
日本大学芸術学部油絵科中退し、1987年、『あしたえんそく』で絵本作家デビュー。
同書はクレヨンハウス絵本大賞の優秀作品に選ばれた。
1991年、『となりのせきのますだくん』が絵本にっぽん大賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
小説家・森絵都氏とコンビを組んだ「にんきものの本シリーズ」も有名。
私の2つ年上の方だが、9年ほど前に一度だけお会いしたことがある。
実は当時、一緒に絵本を作ろうという話があったのだ。
私のある作品を絵本にしようという話が持ち上がり、「ならば絵は武田さんにお願いしたい」と私が提案した。
結局、途中で立ち消えになってしまったが。
ああ、残念無念!

となりのせきのますだくん (えほんとなかよし)

となりのせきのますだくん (えほんとなかよし)

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2021/05/28
  • メディア: Kindle版



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教授と美女 [映画]

10月13日(木)
ハワード・ホークス監督『教授と美女』(1941年)AmazonPrimeで鑑賞。

教授と美女 [DVD]

教授と美女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2007/06/25
  • メディア: DVD


1941年、ニューヨーク。
8人学者がトッテン財団の屋敷に住み込み、百科事典の編纂を始めて、早9年。
ある日、町の清掃人がラジオの懸賞金付クイズの答えを求めにやってきた。
彼は、学者たちが今まで聞いたこともない言葉を発した。
当節流行りのスラング(俗語)だった。
1番年下の言語学者のポッツ教授(ゲイリー・クーパー)は、俗語を収集するため、街に出る。
ナイトクラブで、ショーガールのオーシェイ(バーバラ・スタインウィック)が歌う「ドラム・ブギー」 を聞いたポッツは、オーシェイの楽屋を訪ね、スラング調査への協力を求めたが、相手にされない。
オーシェイはギャングのボス、 ジョーの情婦で、彼が殺人を犯した証拠を握っていたため、警察に追 われる羽目に。
そこで、ポッツからもらった名刺を思い出し、トッテン財団の屋敷に逃げ込んだ‥‥。

原題は『Ball of Fire』。
脚本はビリー・ワイルダーで、「白雪姫と7人の小人」をモチーフにした、スクリューボール・コメディの傑作。
監督のハワード・ホークスは、長年、ハリウッドで活躍した職人監督で、賞は取ってないが、評価の高い人。
プレストン・スタージェスと並ぶスクリューボール・コメディの名人で、『教授と美女』の他にも、『赤ちゃん教育』(1938年)、『ヒズ・ガール・フライデー』(1940年)を撮っている。
ところで、『天使にラブソングを‥‥』(1992年)は、この映画を元にしているのかもしれない。
「ギャングの情婦である歌手が、お堅い場所に逃げ込む」というプロットがそっくりではないか。
『白雪姫と7人の小人』→『教授と美女』→『天使にラブソングを‥‥』。
やはり、脚本はゼロから生み出すものでなく、先行作品をアレンジするものなのだ。
この映画のバーバラ・スタインウィックもすばらしく美しい。
白雪姫→バーバラ・スタインウィック→ウーピー・ゴールドバーグ。
ヒロインのタイプが全く違うので、同じプロットだと気付かれないのでしょうね。
お薦めです。

白雪姫 スペシャル・エディション [DVD]

白雪姫 スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2009/11/04
  • メディア: DVD



天使にラブ・ソングを… ブルーレイ 2ムービー・コレクション [Blu-ray]

天使にラブ・ソングを… ブルーレイ 2ムービー・コレクション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2021/07/16
  • メディア: Blu-ray



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らんたん [本]

10月12日(水)
柚木麻子『らんたん』(小学館)読了。

らんたん

らんたん

  • 作者: 柚木麻子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2021/10/27
  • メディア: Kindle版


大正最後の年。
かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児(とらじ)は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだった。
河井道は、1877年、伊勢神宮の神職の娘として生まれた。
明治維新の政策の影響により父は失職、家族は北海道へと移り住む。
道はそこで新渡戸稲造と出会い、キリスト教の男女平等を学んだ‥‥。

河井道は、恵泉女学園中学・高校を説立した人物。
道と、道を生涯サポートし続けた渡辺ゆりの、シスターフッドを描く。
道は明治後半から女性解放運動をリードし、新渡戸稲造を始め、有島武郎、津田梅子、大山捨松、平塚らいてう、神近市子、山川菊栄、広岡浅子、市川房枝、村岡花子、柳原白蓮、徳富蘆花、野口英世、太宰治、白洲次郎らと関わっていく。
次から次へと登場する有名人が目が眩む。
おもしろくておもしろくて、496ページが1日半で読めた。
お薦めです。
下は、一色乕児・ゆり夫妻の娘・義子氏の著作。
義子氏は『らんたん』にも登場する。

河井道と一色ゆりの物語―恵みのシスターフッド

河井道と一色ゆりの物語―恵みのシスターフッド

  • 作者: 一色 義子
  • 出版社/メーカー: キリスト新聞社
  • 発売日: 2012/12/17
  • メディア: 単行本



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奇蹟の処女 [映画]

10月12日(水)
フランク・キャプラ監督『奇蹟の処女』(1931年)AmazonPrimeで鑑賞。

奇蹟の処女 [DVD]

奇蹟の処女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: DVD


フロレンス・ファロン(バーバラ・スタインウィック)はフォロン牧師の娘。
フォロン牧師は、長年教会のために働いたが、老齢が理由で、教会を退職させられ、亡くなる。
フロレンスは教会に乗り込み、世話役たちと信者たちを罵倒する。
その場に居合わせたホーンススピーという山師は、フロレンスの弁舌に感心し、彼女を使って一儲けしようと企む。
フロレンスを救世軍のスター説教師に仕立て上げ、田舎町へ赴く。
盲目の音楽家ジョン・カーソンは自殺しようとしていたか、彼女の説教をラジオで聞き、生きる気力を取り戻す‥‥。

原題は『The Miracle Woman』。
フランク・キャプラ監督と言えば、『或る夜の出来事』 (1934)、『オペラハット』 (1936)『我が家の楽園』 (1938)、『スミス都へ行く』 (1939)、『群衆』 (1941)、『毒薬と老嬢』(1944)、『素晴らしき哉、人生! 』 (1946)と、傑作を連発した名監督。
ただし、話がいつも理想主義的で、その甘さが鼻につくこともある。
『奇蹟の処女』は話が単純すぎて、物足りなかった。
ヒロインのバーバラ・スタインウィックは、当時24歳。
彼女も古風な髪型とメイクで、やはり物足りなかった。

Barbara Stanwyck: The Miracle Woman (Hollywood Legends)

Barbara Stanwyck: The Miracle Woman (Hollywood Legends)

  • 作者: Callahan, Dan
  • 出版社/メーカー: Univ Pr of Mississippi
  • 発売日: 2023/02/15
  • メディア: ペーパーバック



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肉体と幻想 [映画]

10月11日(火)
ジュリアン・ディヴィヴィエ監督『肉体と幻想』(1942年)AmazonPrimeで鑑賞。

肉体と幻想 [DVD]

肉体と幻想 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: DVD


アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズ。
ヘンリエッタ(ベティ・フィールド)は法学部生のマイケル(ロバート・カミングス)が好きだったが、自分の容姿に自信がなく、告白できずにいる。
マルディグラの夜、仮面屋店主(エドガー・バリア)が、ヘンリエッタに美女の仮面を貸してくれる。
マイケルは、仮面をつけたヘンリエッタに、恋をする。
仮面の下の顔を見たいと懇願するが、ヘンリエッタは拒否。
午前零時になり、仮面を返しに行くが、店主の姿はどこにもいない。
マイケルに迫られ、ヘンリエッタはついに仮面を脱ぐ‥‥。

原題は『Flesh and Fantasy』。
3話からアンソロジー映画。
あるクラブで、2人の会員が超自然現象を扱った3つの物語を語る形式。
上記のあらすじは第一話で、原作はエリス・セント・ジョセフ。
第二話の原作は、オスカー・ワイルド『アーサー卿の犯罪』。
出演は、エドワード・G・ロビンソン、トーマス・ミッチェル、C・オーブリー・スミス。
第三話の原作は、ラスロ・ヴァドナイ。
出演は、シャルル・ボワイエ、バーバラ・スタンウィック、チャールズ・ウィニンガー。
どの話もおもしろく、俳優たちの演技もすばらしい。
特に、エドワード・G・ロビンソンの圧倒的な存在感とリアルさにはほとほと感心した。
お薦めです。

今日は今年46回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,5キロ歩いて、1,9キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分17秒。
前回より14秒短縮して、今年第4位のタイム。
やったー!

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モーガンズ・クリークの奇跡 [映画]

10月11日(火)
プレストン・スタージェス監督『モーガンズ・クリークの奇跡』(1944年)AmazonPrimeで鑑賞。

モーガンズクリークの奇跡 [DVD] FRT-086

モーガンズクリークの奇跡 [DVD] FRT-086

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD


アメリカの田舎町モーガンズ・クリーク。
トゥルーディ(ベティ・ハットン)は出征パーティーに出かけようとして、警官である父(ウィリアム・デマレスト)に止められる。
そこで、幼馴染の銀行員ノーヴァル・ジョーンズ(エディ・ブラッケン)と映画を見に行く。
が、これはカモフラージュで、映画はノーヴァル1人に見させ、トゥルーディはパーティーへ。
翌朝、泥酔して帰宅したトゥルーディーは、なんと妊娠してしまう。
しかし、その夜の記憶は全くなく、誰が父親かわからない‥‥。

この映画を見るのは2回目だが、ほとんど忘れていた。
原題は『The Miracle of Morgan’s Creek』。
プレストン・スタージェス監督が得意とするスクリューボール・コメディ。
ヒロインのトゥルーディが尻軽女で、全く同情できないが、彼女を助けようとするノーヴァル役のエディ・ブラッケンの演技がすばらしく、そこそこ楽しめた。
トゥルーディの妹役のダイアナ・リンも、可愛くて、巧かった。
プレストン・スタージェス監督は、脚本も自分で書くが、『モーガンズ・クリークの奇跡』は脚本の出来が今一つ。
ラストのオチにこ頼りすぎたと思う。

The Miracle of Morgan’s Creek

The Miracle of Morgan’s Creek

  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: DVD



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